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国内テニス

全日本テニス選手権が開幕!男子は18歳の松岡隼が昨年に続き初戦突破。河内一真らも2回戦へ<SMASH>

前道右京(スマッシュ編集部)

2023.10.29

試合途中でリードを許したが、勝ち切った松岡(左)。河内(右)は正確なショットで勝利をつかんだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

試合途中でリードを許したが、勝ち切った松岡(左)。河内(右)は正確なショットで勝利をつかんだ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 テニスの全日本王者、全日本女王を決める「三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権98th」(10月28日~11月5日/東京・有明/ハードコート)は28日に本戦が開幕。初日は男子シングルス1回戦5試合と、女子シングルス1回戦14試合が行なわれた。

 男子では、今年プロに転向した松岡隼がセンターコートの第2試合に登場し、大塚健太郎にストレートで勝利。「フォアハンドを重点的に取り組んでいて、かなり良くなっています」という松岡がフォアで積極的に攻め、第1セットを6-2で先取する。

 第2セットに入ると、「ナーバスになってしまう時間があったり、ちょっとした隙を与えてしまいました」という松岡はミスを重ね、2-4とリードを許す。大塚に流れが行きかけたが、松岡がテンポの良い攻めを展開し、第7ゲームでブレークバックに成功。

 第10ゲームでは、大塚のセットポイントを2つ凌ぎ、最後はタイブレークをものにし、2回戦進出。「(試合の)途中でショットが入らなくなった時に、粘り強くプレーができた。最後はまとめきれたので良かったです」と勝因を分析した。
 
 昨年大会よりパワー、ショットの安定感が増したプレーを見せ、勝利をつかんだ松岡。次戦の相手は、今大会での現役引退を表明している第1シードの関口周一。「(関口は)この大会に懸ける思いが強いと思います。自分も勝ち上がる気持ちで臨んでいるので、気持ちの部分で絶対負けないように頑張ります」と意気込みを語った。
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 その他の試合では、河内一真と菊池玄吾が対戦。競った展開の第1セットをものにした河内は、勢いそのままに第2セットでも優位に試合を運び、勝利を収めた。また2018年、19年大会でベスト8の田沼諒太が、日大2年生の髙悠亜にストレートで勝利し、2回戦へ進出している。

◆男子シングルス1回戦の結果(10月28日)

河内一真 (橋本総業ホールディングス) 7-6(2) 6-1 菊池玄吾 (エキスパートパワーシズオカ)
田沼諒太 (エキスパートパワーシズオカ) 7-6(1) 6-3 髙悠亜 (日本大学)
松岡隼 (桜田倶楽部) [WC] 6-2 7-6(4) 大塚健太郎 (伊予銀行)
田代悠雅 (SYSテニスクラブ) 6-2 6-4 古賀大貴 (九州電力) [WC]
田口涼太郎 (Team REC) 6-4 6-4 松村亮太朗 (村田精工)

※[WC]はワイルドカード

取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)

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