テニスの日本チャンピオンを決める「三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権98th」(10月28日~11月5日/東京・有明/ハードコート)は11月2日に第6日を迎え、男子シングルス準々決勝2試合と女子シングルス準々決勝4試合などが行なわれた。
男子では、ともにプロ2年目の白石光と磯村志が対戦。白石がストレートで勝利を飾り初の4強入りを果たした。
白石の相手磯村は前日実施された3回戦で第1シードの関口周一を破った勢いのある選手。そんな相手に「最初からエンジン全開でプレーした」という白石は、安定したサービスを軸に得意のラリー戦からチャンスをつかみ取って第1セットを競り合いながらも6-4でものにする。
「今年は遠征で一緒に練習をしていた」(白石)という2人の戦いは、第2セットに入っても互角の展開。「(観客には)単純なバックのクロスラリーに見えたかもしれませんが、お互いがいつストレートに打つかという精神的な駆け引きがあって疲れた」と内容の濃い戦いだったという白石。そうした緊張感の中で迎えたタイブレークを取り切った白石が勝利を手にした。
「昨年と一昨年にベスト8に入った時はまだ学生だったので心のどこかで『よくやったな』というのがありました。今年は全日本の2週間くらい前からコーチとトレーナーさんにも帯同してもらい、いいチームのなかできているので精神的にもいい」と語る白石。新たな壁をこじ開けた23歳は、さらなる上のステージを見据えている。
その白石と準決勝で戦うのが、予選勝ち上がりながらこの日の準々決勝で第11シードを破った上杉海斗だ。現在はダブルスを中心に海外のツアーを転戦するスペシャリストは、今回の全日本では「予選1回戦から変わらない気持ちでやってきた」と明かし、「サーブ&ボレーのタッチやゲームの流れを読む力という部分ではダブルスをやってきたことが生きている」と手応えを語る。
かつて全日本では、2017年に混合ダブルスを制し、2021と22年に男子ダブルスを連覇。残されたタイトルはシングルスのみ。17と18年に到達したシングルスベスト4と並んだ今大会で、果たして残り2試合を制して3冠を達成できるか。上杉は「そこを意識すると、僕は悪く出てしまうので、一つずつ頑張ろうと思います」と笑みを浮かべる。
男子では、ともにプロ2年目の白石光と磯村志が対戦。白石がストレートで勝利を飾り初の4強入りを果たした。
白石の相手磯村は前日実施された3回戦で第1シードの関口周一を破った勢いのある選手。そんな相手に「最初からエンジン全開でプレーした」という白石は、安定したサービスを軸に得意のラリー戦からチャンスをつかみ取って第1セットを競り合いながらも6-4でものにする。
「今年は遠征で一緒に練習をしていた」(白石)という2人の戦いは、第2セットに入っても互角の展開。「(観客には)単純なバックのクロスラリーに見えたかもしれませんが、お互いがいつストレートに打つかという精神的な駆け引きがあって疲れた」と内容の濃い戦いだったという白石。そうした緊張感の中で迎えたタイブレークを取り切った白石が勝利を手にした。
「昨年と一昨年にベスト8に入った時はまだ学生だったので心のどこかで『よくやったな』というのがありました。今年は全日本の2週間くらい前からコーチとトレーナーさんにも帯同してもらい、いいチームのなかできているので精神的にもいい」と語る白石。新たな壁をこじ開けた23歳は、さらなる上のステージを見据えている。
その白石と準決勝で戦うのが、予選勝ち上がりながらこの日の準々決勝で第11シードを破った上杉海斗だ。現在はダブルスを中心に海外のツアーを転戦するスペシャリストは、今回の全日本では「予選1回戦から変わらない気持ちでやってきた」と明かし、「サーブ&ボレーのタッチやゲームの流れを読む力という部分ではダブルスをやってきたことが生きている」と手応えを語る。
かつて全日本では、2017年に混合ダブルスを制し、2021と22年に男子ダブルスを連覇。残されたタイトルはシングルスのみ。17と18年に到達したシングルスベスト4と並んだ今大会で、果たして残り2試合を制して3冠を達成できるか。上杉は「そこを意識すると、僕は悪く出てしまうので、一つずつ頑張ろうと思います」と笑みを浮かべる。