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【全日本室内テニス選手権】男子シングルスは松田康希が初優勝!ダブルスは松田龍樹/田口涼太郎が戴冠<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.12.17

男子シングルス初優勝の松田康希(左)と前日開催された同ダブルスを制した松田龍樹/田口涼太郎。写真提供:京都府テニス協会、撮影:真野博正

 第59回島津全日本室内テニス選手権大会(男子12月13日~17日・女子同20日~24日/京都府・島津アリーナ京都/室内HARD–TARAFLEX/賞金総額男女各600万円)は17日、男子シングルス決勝を実施。第5シードの松田康希(イカイ)が、第4シードの中川舜祐(伊予銀行)をフルセットの末に破って初優勝を飾った。

 松田は準決勝で予選勝者の田島尚輝(やまやコミュニケーションズ)が途中棄権したため1セットを戦わずに決勝進出。とはいえ、準々決勝では田口涼太郎(Team REC)と7-6(3) 6-7(2) 7-5の大接戦を演じ、大塚健太郎(伊予銀行)との2回戦でも6-3 7-6(5)で勝利するなど決して楽な道のりではなかった。

 迎えた中川との決勝も松田は第1セットを6-4で奪うも、続く第2セットは3-6でダウン。勝負の行方はファイナルセットへと持ち込む。そして一進一退を繰り返す戦いがタイブレークへともつれ込むと、松田は最後の力を振り絞り7-5でデッドヒートに終止符を打った。

 関西大学在学中の2022年には「全日本学生テニス選手権」(インカレ)を制し、同年11月に新規プロ登録を果たした松田。「相手や状況によってプレーを変えられるのが自分の強み」と語る23歳は、新たな「全日本」の称号を手に入れ、2024年さらなる高みを目指す。
 
 なお、16日に行なわれた男子ダブルス決勝では、第1シードの松田龍樹(ノア・インドアステージ)/田口涼太郎が、第4シードの川橋勇太(マイシン)/河内一真(橋本総業ホールディングス)を接戦の末に破り優勝した。

 近畿大学先輩後輩コンビの松田/田口は、息の合ったプレーで第1セットを6-1とするが、競り合いとなった第2セットは5-7で失う。ただ10ポイントのマッチタイブレークでは相手の追撃を許さず。10-3と振り切ってタイトルを手にした。

 試合後、松田はSNSを通じて「地元京都で念願の全日本タイトルを獲得することが出来ました!!りょうたろう、ありがとう」と感謝の気持ちを綴っている。また田口は、昨年大会に続き同種目連覇達成となった。

 男子大会に続き、女子大会は12月19日のシングルス予選を経て、20日から本戦がスタートする。こちらの戦いも注目だ。

◆男子シングルス決勝結果(17日開催)
〇松田康希(イカイ)[5] 6-3 3-6 7-6(5) 中川舜祐(伊予銀行)[4]●

◆男子ダブルス決勝結果(16日開催)
〇松田龍樹(ノア・インドアステージ)/田口涼太郎(Team REC)[1]が  6-1 5-7 [10-3]  川橋勇太(マイシン)/河内一真(橋本総業ホールディングス)[4]●


構成●スマッシュ編集部

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