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ジョコビッチとシェルトンの確執が再燃!?決めポーズ模倣は「敬意のない振る舞いをしたから」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.01.14

昨年の全米オープン準決勝で対戦したジョコビッチ(右)とシェルトン(左)。(C)Getty images

 男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、昨年の全米オープンでベン・シェルトン(アメリカ/世界16位)と対戦した際に話題となった、決めポーズの模倣について仏紙『レキップ』の取材で言及した。

 ジョコビッチは同大会の準決勝でシェルトンと初めて対戦。才能あふれる21歳にベテランの貫録を見せつけ、6-3、6-2、7-6(4)のストレートで勝利したが、試合終了直後にジョコビッチがシェルトンの決めポーズをマネたことが物議を醸した。

 シェルトンは電話をかけるような仕草のこの決めポーズを『ダイヤル・イン』と呼んでおり、彼が試合に勝利した際に見せるセレブレーションの一つだ。

 シェルトン自身は、ジョコビッチがこれをマネたことについて「模倣はとても誠実なお世辞のようなもの」とさほど気に留めていない様子だったが、彼の父親はジョコビッチの行動を「息子への嘲笑であり、偉大なチャンピオンに似つかわしくないものだ」と激しく非難。ジョコビッチがどういった意図をもって模倣したのかが話題となった。
 
 当時、ジョコビッチはこの件について「(彼の決めポーズが)大好きだったから盗んだんだ」と一笑に付していたが、最近の取材で再度真意を問われると、「シェルトンの行動へのリアクションだった」と認めた。

 続けて「シェルトンは試合前も、コート上でも敬意を持った正しい振る舞いをしていなかった。もし対戦相手がスポーツマンシップに反するような行動をしていると、僕も反応してしまうんだ」と語り、ある種の報復的な行動であったと明かしている。

 ジョコビッチとシェルトンは、14日に開幕した全豪オープンのドローで、同じトップハーフに入っており、順調に勝ち進めば4回戦で対戦することになる。前回のグランドスラムでちょっとした確執を生んだ両者が再び相まみえることになるのか、注目が集まる。

構成●スマッシュ編集部

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