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海外テニス

「厳しい10年間」を戦う元世界17位のトミック、再起へ向け「もう1度、トップ50に入れるように頑張るよ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.01.26

現在下部ツアーを回っているトミックは、「運命は変えられない」と現状を受け入れ、再起を図る。Getty Images

現在下部ツアーを回っているトミックは、「運命は変えられない」と現状を受け入れ、再起を図る。Getty Images

 男子テニス元世界ランキング17位のバーナード・トミック(オーストラリア/現290位)が、インドのスポーツメディア『Sportstar』のインタビューで、苦闘続きの厳しい現状を踏まえ、再起に向けて意気込みを語った。

 独特なフォームから繰り出すフラット系のストロークを軸に、変幻自在なプレーでテニスファンを魅了してきたトミック。ツアー通算4勝を飾り、2011年の「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン)には18歳にしてベスト8に進出するなど、若くしてその才能を発揮してきた。

 オーストラリアテニス界を牽引する選手として活躍を期待されていたが、18年にはトップ100位から陥落。それ以降は下部ツアーを中心に回るも、ほとんど結果を残せておらず、22年に一時は462位まで落ちた。なかなかツアーレベルに戻ってこれずに苦闘の日々を送っている。
 
 今週行なわれているインドのフューチャーズ大会(インド・チェンナイ/M25)に出場したトミックは、大会期間中のインタビューで「ここ10年間はとても厳しい」とキャリアを振り返り、「もっとプロ意識を持って、しっかりテニスと向き合っていれば、グランドスラムで優勝できたかもしれない」と後悔をにじませた。

 それでも31歳のチャレンジャーは、「誰にでも違う道のりがある。運命は変えられない」と苦境に立たされている現状を受け入れ、しっかりと前を向いていきたいと意欲を示している。

「20~24歳の時の自分は、あまりプロフェッショナルではなかった。正しいことをやっていたら、トップ10になれたかもしれない。でも大丈夫。今は他に目指すべきものがある。もう1度トップ100、そしてトップ50に入れるように頑張るよ」

 今後はインドのチャレンジャーやフューチャーズの大会に出場する予定だというトミック。再びグランドスラムの舞台で活躍できることを信じて、これからの再起に期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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