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海外テニス

ナダルが2月下旬のカタール大会にプロテクトランキングで出場!早期の完全復活を目指す<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.01.26

深刻なケガではなかったことをSNSで明かしたナダルは、約1カ月後に控えるカタール大会に向け調整を行なっている。(C)Getty Images

深刻なケガではなかったことをSNSで明かしたナダルは、約1カ月後に控えるカタール大会に向け調整を行なっている。(C)Getty Images

 テニス四大大会「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)を棄権していたラファエル・ナダル(スペイン/現446位)が、2月19日に開幕する「カタール・エクソンモービル・オープン」(カタール・ドーハ/ATP250)にエントリーしたことが明らかになった。全豪欠場の理由となった左足の負傷は、やはり深刻なものではなかったようだ。

 昨年の全豪で左股関節を痛めツアーを離脱していたナダルは、手術やリハビリなど復帰プロセスに約1年をかけてきた。ようやく復帰できたのが、今シーズン開幕戦の「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/ATP250)。

 1回戦で元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア/大会時98位)、2回戦ではジェイソン・クブラー(オーストラリア/同102位)をいずれもストレートで退けたナダルは、いきなりベスト8進出を果たした。

 極めて順調な滑り出しだったが、結果的にはこの連戦の負担が負傷につながってしまったのだろうか。続くジョーダン・トンプソン(オーストラリア/同55位)との準々決勝のファイナルセット途中で、左足上部を治療。最後までコートに立ったものの試合に敗れた。
 
 直後の会見では去年と同じ箇所の負傷に不安を漏らしていたがナダル。だが、その後の検査の結果、負傷は深刻なものではなかったとX(旧ツイッター)で明かしていた。

「筋肉に小さな問題があって心配していた。メルボルンに着いてからMRI検査を受けたところ、筋肉に軽い損傷があった。以前にケガしたのと同じ部位ではなかったので、それはいいニュースだ」

 1年ぶりにツアーに戻る前から、ナダルは復帰後3カ月以内にベストな状態にすることが目標だと語ってきた。ブリスベンでの負傷は、長期離脱していた選手が復帰直後に見舞われがちな小さなもの。3カ月後の完全復活へ向け、あくまで想定内のトラブルと見てよさそうだ。

 なおナダルは、カタール大会出場にあたりワイルドカード(主催者推薦)ではなく、プロテクトランキング(負傷離脱前のランキングで大会にエントリーできる救済措置)を使う。大会には前年覇者のダニール・メドベージェフ(ロシア/現3位)やアンドレイ・ルブレフ(ロシア/同5位)、ユーゴ・アンベール(フランス/同20位)らの他、アンディ・マリー(イギリス/同44位)も参戦予定だ。

 今季開幕前、「6カ月後に自分がどうなっているか予測できない。コートに立って、戦えることを実感することが幸せを感じさせてくれる」と語っていたナダル。早期の再復帰で、また完全復活への道を進む。

構成●スマッシュ編集部

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