テニスのラリーにおいて、トップスピンは高く跳ねさせて相手を押し込んだり、厚く叩いてエースを取ったり、様々な用途に使えるショットだ。このシリーズではフォアハンドを想定し、実戦で特に役立つ5種類のトップスピンについて、日本女子有数のトップスピナーとして鳴らした吉冨愛子プロに打ち方を伝授してもらう。第2回は「厚く叩く強打系トップスピン」のポイントだ。
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相手のボールが浅くて遅かったら、強打系のトップスピンで攻めるチャンスです。目安として自分がベースラインの内側に入れて、胸から肩ぐらいの高さで打てる場合は、強打を選択しましょう。スピンではありますが回転量を少なめにし、ボールをつぶすイメージで叩きます。
一般プレーヤーはスピンの意識が強すぎて、強打なのに下からラケット面を入れてしまいがちです。それだとボールに薄く当たって、回転過多のスピンになってしまいます。せっかく前に入ってネットより高い打点で打てるのだから、ボールを持ち上げずに、真っすぐ面をぶつけて厚く捉えてください。
それには、テイクバックでヒジを高くセットするのがポイントです。打点と同じ高さにヒジを用意し(写真3コマ目)、その高さをキープしたまま平行移動するようにスイングすると、面を厚くぶつけられます(4~5コマ目)。テイクバックでヒジのセットが低いと、持ち上げるスイングになり、厚く叩けないので注意しましょう。
インパクト後はラケットヘッドを少し起こし、最後は左上腕の横付近に下ろしてくるようにしましょう(6~8コマ目)。そうするとヘッドがワイパーの軌道を描き、ボールをフカすことなくコート内に押さえ込めます。
【解説者プロフィール】吉冨愛子/よしとみあいこ
1993年、愛知県生まれ。インターハイ、インカレを制し、早稲田大学卒業後にプロ転向。女子選手離れした強烈なトップスピンとコートを広く使った展開力を武器に、全日本選手権ベスト8など活躍。ダブルスも得意にし、ユニバーシアード日本代表として銅メダル獲得、ITFツアー優勝8回などの実績を残す。
構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2022年8月号より再編集
【連続写真】吉冨愛子プロによる「厚く叩く強打系トップスピン」、30コマのお手本分解写真
【連続写真】吉冨愛子プロによる「深くて跳ねるトップスピン」、30コマのお手本分解写真
【関連記事】吉冨愛子が伝授!「深くて跳ねるトップスピン」を打つポイントとは?【実践スピン講座1】<SMASH>
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相手のボールが浅くて遅かったら、強打系のトップスピンで攻めるチャンスです。目安として自分がベースラインの内側に入れて、胸から肩ぐらいの高さで打てる場合は、強打を選択しましょう。スピンではありますが回転量を少なめにし、ボールをつぶすイメージで叩きます。
一般プレーヤーはスピンの意識が強すぎて、強打なのに下からラケット面を入れてしまいがちです。それだとボールに薄く当たって、回転過多のスピンになってしまいます。せっかく前に入ってネットより高い打点で打てるのだから、ボールを持ち上げずに、真っすぐ面をぶつけて厚く捉えてください。
それには、テイクバックでヒジを高くセットするのがポイントです。打点と同じ高さにヒジを用意し(写真3コマ目)、その高さをキープしたまま平行移動するようにスイングすると、面を厚くぶつけられます(4~5コマ目)。テイクバックでヒジのセットが低いと、持ち上げるスイングになり、厚く叩けないので注意しましょう。
インパクト後はラケットヘッドを少し起こし、最後は左上腕の横付近に下ろしてくるようにしましょう(6~8コマ目)。そうするとヘッドがワイパーの軌道を描き、ボールをフカすことなくコート内に押さえ込めます。
【解説者プロフィール】吉冨愛子/よしとみあいこ
1993年、愛知県生まれ。インターハイ、インカレを制し、早稲田大学卒業後にプロ転向。女子選手離れした強烈なトップスピンとコートを広く使った展開力を武器に、全日本選手権ベスト8など活躍。ダブルスも得意にし、ユニバーシアード日本代表として銅メダル獲得、ITFツアー優勝8回などの実績を残す。
構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2022年8月号より再編集
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