男女共催のITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「第25回かしわ国際オープンテニストーナメント 2024」(ハードコート/女子:W50/男子:M15)が、4月2日に吉田記念テニス研修センター(千葉県・柏市)で開催。7日にシングルス決勝が行なわれ、全日程を終了した。
ITFツアーは国際テニス大会のカテゴリーの中で、WTAツアーの下部ツアーに当たる。今大会の女子部門は、昨年まで賞金総額2万5000ドルの大会に位置していたが、今年からは4万ドルへグレードアップ。例年よりも一層ハイレベルな戦いとなった。
今年も多くの日本選手が参加。中でも注目を浴びたのは、ワイルドカード(主催者推薦)で出場し、ベスト4へ進出した柴原瑛菜だ。
柴原といえば、2023年全豪オープン女子ダブルス準優勝を果たすなどダブルスで好成績を収めている選手。ただ、シングルスへ注力するためパートナーである青山修子と一端ペアを解消し、ITFツアーを回っている。今季は5大会に出場し、2大会で準決勝へ進出。2月のテキサス大会(W35)では、シングルス初優勝を飾った。
準決勝ではリー・ヤーシュエン(台湾)と対決。前週の甲府大会(W50)で準優勝を果たしており好調の選手。第1セットは、互いに2度ずつブレークしタイブレークを迎える。1stポイントでミニブレ―クを奪われた柴原は、その差を縮められずリードを許してしまう。第2セットでは2度ブレークに成功するものの、4度のサービスダウンを喫し3-6で敗れた。
柴原以外では、18歳の石井さやか、19歳の伊藤あおいが活躍を見せた。
石井は、1回戦で第5シードのタリア・ギブソン(オーストラリア)に勝利し、準々決勝では第1シードのアリアンヌ・ハトーノ(オランダ)にフルセットで敗退するもベスト8と大健闘。伊藤は、2回戦で第6シードのチャン・スジョン(韓国)に勝利しベスト8へ進出した。準々決勝では柴原と対戦しフルセットの末に敗退。
またダブルスでは、森崎可南子がマー・イェジン(中国)とペアを組みベスト4へ進出。1回戦では第1シードのハトーノ/チャンを破り大金星を挙げた。
なお女子シングルス決勝は、第7シードのウェイ・シージャ(中国)がリー・ヤーシュエンを下し7度目のITFツアーを獲得。6日に行なわれた女子ダブルス決勝は、第2シードのアンキタ・レイナ/ツァオ・チアイー(インド/台湾)が制している。
構成●スマッシュ編集部
【動画】柴原瑛菜VSリー・ヤーシュエンの「かしわ国際OP」準決勝ハイライト
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ITFツアーは国際テニス大会のカテゴリーの中で、WTAツアーの下部ツアーに当たる。今大会の女子部門は、昨年まで賞金総額2万5000ドルの大会に位置していたが、今年からは4万ドルへグレードアップ。例年よりも一層ハイレベルな戦いとなった。
今年も多くの日本選手が参加。中でも注目を浴びたのは、ワイルドカード(主催者推薦)で出場し、ベスト4へ進出した柴原瑛菜だ。
柴原といえば、2023年全豪オープン女子ダブルス準優勝を果たすなどダブルスで好成績を収めている選手。ただ、シングルスへ注力するためパートナーである青山修子と一端ペアを解消し、ITFツアーを回っている。今季は5大会に出場し、2大会で準決勝へ進出。2月のテキサス大会(W35)では、シングルス初優勝を飾った。
準決勝ではリー・ヤーシュエン(台湾)と対決。前週の甲府大会(W50)で準優勝を果たしており好調の選手。第1セットは、互いに2度ずつブレークしタイブレークを迎える。1stポイントでミニブレ―クを奪われた柴原は、その差を縮められずリードを許してしまう。第2セットでは2度ブレークに成功するものの、4度のサービスダウンを喫し3-6で敗れた。
柴原以外では、18歳の石井さやか、19歳の伊藤あおいが活躍を見せた。
石井は、1回戦で第5シードのタリア・ギブソン(オーストラリア)に勝利し、準々決勝では第1シードのアリアンヌ・ハトーノ(オランダ)にフルセットで敗退するもベスト8と大健闘。伊藤は、2回戦で第6シードのチャン・スジョン(韓国)に勝利しベスト8へ進出した。準々決勝では柴原と対戦しフルセットの末に敗退。
またダブルスでは、森崎可南子がマー・イェジン(中国)とペアを組みベスト4へ進出。1回戦では第1シードのハトーノ/チャンを破り大金星を挙げた。
なお女子シングルス決勝は、第7シードのウェイ・シージャ(中国)がリー・ヤーシュエンを下し7度目のITFツアーを獲得。6日に行なわれた女子ダブルス決勝は、第2シードのアンキタ・レイナ/ツァオ・チアイー(インド/台湾)が制している。
構成●スマッシュ編集部
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