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相手のミスジャッジなど、カーっとなってしまいそうな場面で、イラつかずに済む方法は?【テニスメンタルアドバイス2】

スマッシュ編集部

2019.12.30

アドバイスしてくれた添田豪(左)と吉備雄也(右)。写真:THE DIGEST写真部

アドバイスしてくれた添田豪(左)と吉備雄也(右)。写真:THE DIGEST写真部

 理不尽な理由で八つ当たりをされたり怒鳴られると、納得がいかずにイラつくのは当然のこと。しかし、その状態を引きずってしまうと、精神的な悪循環に陥る。

 テニス選手にとっては、大事なポイントでのミスジャッジは自分ではどうしようもできないこと。しかし、それにイライラしてプレーが崩れてしまっては元も子もない。選手たちは、どのようにその状況を切り抜けているのだろうか。教えてもらった。

「アピールだけして、すぐ次のポイントに切り替えることが大事です」というのは添田豪。「海外の選手も怒って審判にアピールすることがありますが、それを引きずるのは弱い選手、切り替えられるのが強い選手です」と、説明。

 では、どのようにして気持ちを切り替えているのだろうか?「アピールしても気持ちが治まらない時、発散方法や切り替える方法を持っておくといいですよ。僕の場合は、試合中ですが楽しかったことを思い浮かべたりします。テニスの事ばかり考えると、そこから離れられないので、他のことを考えて切り替えます」
 
 ほぼ同意見だったのが吉備雄也。「海外の選手が大声で抗議したりしているのは、それで発散しているんです。実際、それでジャッジは変わりませんから。人によって発散方法は違うので、自分で見つけておくことです」

 実際にどのように対応しているのだろうか。「僕は怒らないタイプなので基本的にミスジャッジは流します。アピールしている時は、自分のプレーが悪くてイラついている時ですね。そういう時は、勝ちたい気持ちがプレッシャーになっていることが多いので、深呼吸したり、ちょっとコートを広く見たり、冷静に相手を見たり、プレーを変えてみようかなど、柔軟に考えるようにしています」

 自分なりの発散方法や気持ちを切り替える方法を持っていると、その後のプレーに支障が出ずに済みそうだ。まずはその方法を見つけよう。

構成●スマッシュ編集部、取材協力●HEAT JAPAN
※スマッシュ2017年3月号から抜粋・再編集

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