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全仏車いすテニス、上地結衣がタイトル奪還に向け意気込みを語る!「準備してきたことを十分に出し切れるように」<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.06.04

日本女子のエースとして全仏オープンに臨む上地結衣。2020年全仏以来のグランドスラム優勝を目指す。(C)Getty Images

 現在後半戦を迎えているテニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ)は、本日6月4日(火)から車いす部門が開幕する。女子シングルスでは、ここ3年間続けて決勝で涙をのんでいる上地結衣(世界ランキング2位/30歳)が第2シードとして登場。4年ぶりのタイトル奪還に挑む。

 連日現地から熱戦の模様を生中継している『WOWOW』では、戦いを前にした上地にインタビューを実施。本日7番コートの第2試合でアンジェリカ・ベルナル(コロンビア)と対戦する上地の声を紹介しよう。

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Q:現在の調子はいかがでしょうか? 

上地:パリには早めに到着して練習をしていたのですが、雨が非常に多くて、練習はインドアばかりで、やっと昨日(6月2日)、屋外で練習することができました。今年のパリは少し肌寒いと感じています。本戦に向けてもう少し調整が必要なので、色々試したいこととか、クレーに向けて準備してきたことを、十分に出し切れるように、この後も練習をします。
 
Q:クレーシーズンに向けて取り組んでいる課題などはありますか? 

上地:5月のトルコでの国別対抗戦で、デフロート選手(オランダ)が中国の選手に連勝記録を破られたことが印象的でした。その試合を私は映像で見ていて、クレーコートでもしっかりと打って攻めていく姿勢や、ラリーは長くなるのですが、その中でしっかりとチャンスを見つけて攻めていくところは鍵になると感じました。またドロップショットなどの前後の動きも有効なので、重点的に取り組んでいます。

Q:今年はこの会場でパラリンピックが行なわれます。どのような心境ですか? 

上地:毎年プレーしているなじみのある会場で、パラリンピックを迎えられるということは強みだと思っています。パラリンピックに向けて良いステップになるような試合をしていきたいです。

Q:初戦に向けての意気込みを聞かせてください。 

上地:初戦のベルナル選手は、クレーコートを得意とする選手ですし、直線的で鋭いショットが特徴的な選手なので、そういった展開に持っていかせないようにコントロールできる時間をたくさん作っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

インタビュー提供●WOWOW
構成●スマッシュ編集部

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