新たなテニスシーズンの幕開けとなる開催地、オーストラリアでは、大規模火災が起こっている。これまでに20人を超える人々と、多くの野生動物が犠牲となっている。
この事態に胸を痛めたオーストラリア出身のニック・キリオスは、1月2日にTwitterにて、オーストラリアテニス協会と全豪オープンの公式アカウントに向けて「火災の被害者を支援するために、プレ全豪オープンエキジビションができるんじゃないか?」と呼びかけた。
さらに、「火災の被害を受けた人々に対するサポートを始めます。オーストラリアで開催される試合で、1つエースを取るごとに、200ドルを寄付します。」と投稿。
この行動に、「素晴らしい!」「いい奴だ!」「多くのエースを取って、勝利して」「ニックのエースごとに5ドル寄付する」など賞賛のコメントが相次いでいる。
これらのツイートをきっかけに、多くのテニス関係者も支援へと乗り出した。キリオスと同じく、オーストラリア出身のアレックス・デミノーは、キリオスのツイートを引用する形で、「僕は1つのエースに対して250ドルを寄付します。キリオスほどエースを取れるとは思わないから」と発表。
この動きは、女子テニス選手にも広がっている。チェコのカロリナ・プリスコワやロシアのアマンダ・アニシモワも、エースを奪った数に応じて、寄付すると投稿した。ドイツのヤン・レナード・ストルフは、2000ドルの寄付を発表した。選手たちのこのような行動は今後も続きそうだ。
提案者のキリオスは、被害情報に関するツイートと、支援に賛同したテニス関係者のツイートをリツイートして、情報を発信することでも支援を続けている。
一方で、火災による粉塵や煙によって、選手や観客の健康に悪影響が出るという意見もあり、ATPツアーやWTAツアーの下部大会に当たるキャンベラ国際大会は、すでに会場をビクトリア州のベンディゴへ移して開催されている。ノバク・ジョコビッチも、延期は最後の手段ではあるが、非常事態なのだから考えるべきだと話している。
文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda
この事態に胸を痛めたオーストラリア出身のニック・キリオスは、1月2日にTwitterにて、オーストラリアテニス協会と全豪オープンの公式アカウントに向けて「火災の被害者を支援するために、プレ全豪オープンエキジビションができるんじゃないか?」と呼びかけた。
さらに、「火災の被害を受けた人々に対するサポートを始めます。オーストラリアで開催される試合で、1つエースを取るごとに、200ドルを寄付します。」と投稿。
この行動に、「素晴らしい!」「いい奴だ!」「多くのエースを取って、勝利して」「ニックのエースごとに5ドル寄付する」など賞賛のコメントが相次いでいる。
これらのツイートをきっかけに、多くのテニス関係者も支援へと乗り出した。キリオスと同じく、オーストラリア出身のアレックス・デミノーは、キリオスのツイートを引用する形で、「僕は1つのエースに対して250ドルを寄付します。キリオスほどエースを取れるとは思わないから」と発表。
この動きは、女子テニス選手にも広がっている。チェコのカロリナ・プリスコワやロシアのアマンダ・アニシモワも、エースを奪った数に応じて、寄付すると投稿した。ドイツのヤン・レナード・ストルフは、2000ドルの寄付を発表した。選手たちのこのような行動は今後も続きそうだ。
提案者のキリオスは、被害情報に関するツイートと、支援に賛同したテニス関係者のツイートをリツイートして、情報を発信することでも支援を続けている。
一方で、火災による粉塵や煙によって、選手や観客の健康に悪影響が出るという意見もあり、ATPツアーやWTAツアーの下部大会に当たるキャンベラ国際大会は、すでに会場をビクトリア州のベンディゴへ移して開催されている。ノバク・ジョコビッチも、延期は最後の手段ではあるが、非常事態なのだから考えるべきだと話している。
文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda