2週にわたり開催される男子テニスの新設大会ITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「BLUE SIX OPEN(ブルーシックス・オープン)」(M15/賞金総額15,000ドル/室内ハードコート)。その2週目となる「WEEK2」のシングルス決勝が14日、東京・有明テニスの森にて行なわれ、第5シードの今井慎太郎が初優勝を飾った。
「BLUE SIX OPEN」は、現役プロ選手の内山靖崇らが後進のために今年から新設した大会。ITFツアーは国際テニス大会のカテゴリーの中で、ATPツアーやATPチャレンジャーの下部ツアーに当たり、特に賞金総額15,000ドル大会は最も低いグレードとあって、これから世界を目指す新鋭たちの登竜門となっている。またケガなどでランキングを落とした選手が再起を懸ける舞台でもある。
第1週の「WEEK1」では予選勝ち上がりの選手を相手にまさかの初戦敗退という屈辱を味わった今井だったが、ネジを巻き直して臨んだ「WEEK2」では、1セットも失うことなくトーナメントを駆け上がって堂々の決勝進出を果たす。
初タイトルを懸けて戦う相手シン・ウビン(韓国)とは初の顔合わせ。前日に開催されたダブルスで優勝している好調シンのサービスで始まった第1セット、今井は押されることなく第3ゲームで早くもブレークに成功すると、自身は成功率70パーセントを超える高精度のサービスを軸にポイントを重ね6-4で第1セットを奪う。
第2セットに入っても今井は流れを渡さず。第1ゲームでいきなりシンのサービスをブレークすると、第4ゲームでサービスを落とすも、続く第5ゲームですかさずブレークバック。今井は追撃のリズムをつかみたいシンに付け入る隙を与えず、ペースを落とすことなくリードを守り切り6-4で初タイトルを手にした。
優勝した今井は試合後「ITFの大会でこれだけサポートがある大会はなかなかないです。そのおかげ毎日良いプレーができたと思います」と新設大会開催を称え、「今日は日韓戦ということもあり、前日は韓国勢にダブルスを取られたので今日はなんとか勝ちたいと思っていました。皆さんの応援で勝つことができました」とファンに感謝。そして今後に向けて「シーズンも中盤に入ってきてまだまだ大会はありますが、今回の結果を踏まえて良いかたちで迎えることができると思います」とさらなる先を見据えた。
なお、13日に行なわれたダブルス決勝は、シングルスで今井に屈したシンが、同郷のシン・サンフイとのペアで第1シードのイ・ジェムン/ソン・ミンギュ(韓国)を6-4、6-4で破り優勝している。
構成●スマッシュ編集部
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「BLUE SIX OPEN」は、現役プロ選手の内山靖崇らが後進のために今年から新設した大会。ITFツアーは国際テニス大会のカテゴリーの中で、ATPツアーやATPチャレンジャーの下部ツアーに当たり、特に賞金総額15,000ドル大会は最も低いグレードとあって、これから世界を目指す新鋭たちの登竜門となっている。またケガなどでランキングを落とした選手が再起を懸ける舞台でもある。
第1週の「WEEK1」では予選勝ち上がりの選手を相手にまさかの初戦敗退という屈辱を味わった今井だったが、ネジを巻き直して臨んだ「WEEK2」では、1セットも失うことなくトーナメントを駆け上がって堂々の決勝進出を果たす。
初タイトルを懸けて戦う相手シン・ウビン(韓国)とは初の顔合わせ。前日に開催されたダブルスで優勝している好調シンのサービスで始まった第1セット、今井は押されることなく第3ゲームで早くもブレークに成功すると、自身は成功率70パーセントを超える高精度のサービスを軸にポイントを重ね6-4で第1セットを奪う。
第2セットに入っても今井は流れを渡さず。第1ゲームでいきなりシンのサービスをブレークすると、第4ゲームでサービスを落とすも、続く第5ゲームですかさずブレークバック。今井は追撃のリズムをつかみたいシンに付け入る隙を与えず、ペースを落とすことなくリードを守り切り6-4で初タイトルを手にした。
優勝した今井は試合後「ITFの大会でこれだけサポートがある大会はなかなかないです。そのおかげ毎日良いプレーができたと思います」と新設大会開催を称え、「今日は日韓戦ということもあり、前日は韓国勢にダブルスを取られたので今日はなんとか勝ちたいと思っていました。皆さんの応援で勝つことができました」とファンに感謝。そして今後に向けて「シーズンも中盤に入ってきてまだまだ大会はありますが、今回の結果を踏まえて良いかたちで迎えることができると思います」とさらなる先を見据えた。
なお、13日に行なわれたダブルス決勝は、シングルスで今井に屈したシンが、同郷のシン・サンフイとのペアで第1シードのイ・ジェムン/ソン・ミンギュ(韓国)を6-4、6-4で破り優勝している。
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