2022年にスタートし、高額賞金やエンターテインメント性、スリリングな試合方式で人気を集めている国内テニスツアー「湘南美容クリニックPresents SBCドリームテニスツアー」。その1stラウンドが7月20日、21日に有明テニスの森公園インドアコート(東京都江東区)で開催された。
「SBCドリームテニスツアー」は、活動資金に苦労する国内選手に賞金およびスポンサー獲得のチャンスを提供し、海外に挑戦する足掛かりにしてほしいという主催者側の思いから創設された大会だ。そのため、試合のみならず選手とテニス好きの企業経営者を結び付ける場として、プロアママッチやレセプションパーティーなども併催している。
賞金は破格で、12月に行なわれるファイナルラウンドは優勝1000万円、準優勝300万円。1stラウンドでも優勝すれば100万円をゲットできる。
試合方式も独特。初日に4名×4グループの予選リーグ、2日目に上位8選手による決勝トーナメントを行なうが、全て4ゲームマッチ(3-3タイブレーク)の2セット+マッチタイブレークというショート形式となっている。そのため選手は一瞬も気を抜けない緊張感と共に、1日3試合の連戦を乗り切るスタミナや回復力も問われ、観客は次々と入れ替わるカードを数多く見て楽しめるというわけだ。
今回の1stラウンド、男子決勝には今井慎太郎と齋藤惠佑が勝ち上がり、今井が4-2、4-2で優勝を飾った。22年の第1回大会でも1stラウンドを制している今井は、その年の秋に全日本選手権で初優勝。しかしその後、両足首の故障に見舞われ、約1年間戦線離脱した。
「夏に入って調子が上がってきて、いい形で大会に入れた」という今井。この優勝で復活をアピールし、大きな自信を手にできたことだろう。「試合をしながら修正していくという点において、この大会は自分をレベルアップさせてくれると感じています。今は円安で飛行機代など大変な中、ITF(M15)優勝の約3倍の賞金をいただけるのはありがたい」と、大会への感謝を述べた。
女子決勝は、昨年の1stラウンドで優勝した清水綾乃と、西郷里奈が対戦し、4-3(0)、4-3(3)で西郷が大会初優勝を飾った。
「(決勝トーナメントで)負けたら終わりという状況になると、負けたくないなと思う気持ちと、賞金をなるべく高くしたいという思いが出てきて、固くなってしまう部分もありました」と振り返る西郷。しかし実際には重要なポイントで特に力を発揮した。「ノーアドで気持ちが引かずにプレーができて、ほとんど取れていたのが勝因だと思います」と本人も納得の勝利だった。
今大会の優勝、準優勝者は12月21日(土)~22日(日)に開催されるファイナルラウンドへの出場が確定。1000万円を目指し、年末にはさらに熱い戦いが見られるはずだ。
【男子シングルス結果】
優勝 今井慎太郎(イカイ)
準優勝 齋藤惠佑(富士住建)
3位 田沼諒太(ONE DROP)
4位 片山翔(伊予銀行)
【女子シングルス結果】
優勝 西郷里奈(東急スポーツシステム)
準優勝 清水綾乃(TeamLB)
3位 山口芽生(フリー)
4位 吉岡希紗(こみぞ歯科)
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】SBC Dream Tennis Tour 2022/Final Round |上位入賞選手を一挙紹介!
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「SBCドリームテニスツアー」は、活動資金に苦労する国内選手に賞金およびスポンサー獲得のチャンスを提供し、海外に挑戦する足掛かりにしてほしいという主催者側の思いから創設された大会だ。そのため、試合のみならず選手とテニス好きの企業経営者を結び付ける場として、プロアママッチやレセプションパーティーなども併催している。
賞金は破格で、12月に行なわれるファイナルラウンドは優勝1000万円、準優勝300万円。1stラウンドでも優勝すれば100万円をゲットできる。
試合方式も独特。初日に4名×4グループの予選リーグ、2日目に上位8選手による決勝トーナメントを行なうが、全て4ゲームマッチ(3-3タイブレーク)の2セット+マッチタイブレークというショート形式となっている。そのため選手は一瞬も気を抜けない緊張感と共に、1日3試合の連戦を乗り切るスタミナや回復力も問われ、観客は次々と入れ替わるカードを数多く見て楽しめるというわけだ。
今回の1stラウンド、男子決勝には今井慎太郎と齋藤惠佑が勝ち上がり、今井が4-2、4-2で優勝を飾った。22年の第1回大会でも1stラウンドを制している今井は、その年の秋に全日本選手権で初優勝。しかしその後、両足首の故障に見舞われ、約1年間戦線離脱した。
「夏に入って調子が上がってきて、いい形で大会に入れた」という今井。この優勝で復活をアピールし、大きな自信を手にできたことだろう。「試合をしながら修正していくという点において、この大会は自分をレベルアップさせてくれると感じています。今は円安で飛行機代など大変な中、ITF(M15)優勝の約3倍の賞金をいただけるのはありがたい」と、大会への感謝を述べた。
女子決勝は、昨年の1stラウンドで優勝した清水綾乃と、西郷里奈が対戦し、4-3(0)、4-3(3)で西郷が大会初優勝を飾った。
「(決勝トーナメントで)負けたら終わりという状況になると、負けたくないなと思う気持ちと、賞金をなるべく高くしたいという思いが出てきて、固くなってしまう部分もありました」と振り返る西郷。しかし実際には重要なポイントで特に力を発揮した。「ノーアドで気持ちが引かずにプレーができて、ほとんど取れていたのが勝因だと思います」と本人も納得の勝利だった。
今大会の優勝、準優勝者は12月21日(土)~22日(日)に開催されるファイナルラウンドへの出場が確定。1000万円を目指し、年末にはさらに熱い戦いが見られるはずだ。
【男子シングルス結果】
優勝 今井慎太郎(イカイ)
準優勝 齋藤惠佑(富士住建)
3位 田沼諒太(ONE DROP)
4位 片山翔(伊予銀行)
【女子シングルス結果】
優勝 西郷里奈(東急スポーツシステム)
準優勝 清水綾乃(TeamLB)
3位 山口芽生(フリー)
4位 吉岡希紗(こみぞ歯科)
構成●スマッシュ編集部
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