女子テニスのツアー開幕戦の1つ、ブリスベン国際(オーストラリア・ブリスベン/WTAプレミア)は、1月11日に準決勝が行なわれ、大坂なおみが第2シードでディフェンディングチャンピオンのカロリーナ・プリスコワ(チェコ)に、7-6(10)、6-7(3)、2-6の接戦の末に敗れ、初の決勝進出を逃した。
両者は2017年から毎年1回対戦しており、成績は2勝2敗のイーブン。186センチと長身のプリスコワは、高低差のある高速サービスを武器とする選手で、昨シーズンに決めたノータッチエースは488本と女子選手で最多を誇る。ただ大坂も今大会では3試合で実に38本のエースを量産するなどサービスの威力では引けを取らない。
トスで勝った大坂のサービスでスタートした第1セット。大坂はスピードだけに頼らず、ワイドやセンターと巧みにコースを打ち分けながらエースの数を増やす。一方プリスコワも縦の変化に加えて時速140キロ台のサービス直後に190キロ近い弾道を立て続けにコートに沈めるなど、緩急織り交ぜた配球でポイントを重ねる。
さらにこの日の両者はラリー戦でも会場を沸かせた。早いタイミングで放たれる打球はコーナーからコーナーへと飛び交うが、二人はバランスを崩すことなく拾いまくり、より厳しいコースへとボールを散らしてみせる。
両者一歩も引かない第1セットは、必然ともいうべきタイブレークにもつれ込む。すると一進一退の攻防が続くなか、5度目のセットポイントを大坂が取り切り12-10で制し、大坂がセットカウントを1-0とした。
お互いがサービスをキープし合う展開は第2セットに入っても変わらず。第11ゲームでプリスコワがダブルフォールトによりサービスゲームを落とし、大坂はサービングフォーザマッチを迎るも取り切れず。この日2度目のタイブレークは、終始プリスコワにリードされる展開となり3-7で逃げきられる。
迎えたファイナルセットの第1ゲーム、大坂はいきなりサービスブレークを許す苦しい出だしに。するとこれでリズムが狂ったのか、今まで入っていた際どいクロスやダウンザラインが微妙にラインを割り始める。そして第7ゲームで再びサービスダウンとなりスコアは2-5。第8ゲームでは2度のマッチポイントを凌ぐものの流れは変わらず。最後は大坂のショットがベースライン越え、2時間48分に及ぶ熱戦に終止符が打たれた。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】大坂なおみ、成長を遂げた19年シーズンを写真で振り返る!
両者は2017年から毎年1回対戦しており、成績は2勝2敗のイーブン。186センチと長身のプリスコワは、高低差のある高速サービスを武器とする選手で、昨シーズンに決めたノータッチエースは488本と女子選手で最多を誇る。ただ大坂も今大会では3試合で実に38本のエースを量産するなどサービスの威力では引けを取らない。
トスで勝った大坂のサービスでスタートした第1セット。大坂はスピードだけに頼らず、ワイドやセンターと巧みにコースを打ち分けながらエースの数を増やす。一方プリスコワも縦の変化に加えて時速140キロ台のサービス直後に190キロ近い弾道を立て続けにコートに沈めるなど、緩急織り交ぜた配球でポイントを重ねる。
さらにこの日の両者はラリー戦でも会場を沸かせた。早いタイミングで放たれる打球はコーナーからコーナーへと飛び交うが、二人はバランスを崩すことなく拾いまくり、より厳しいコースへとボールを散らしてみせる。
両者一歩も引かない第1セットは、必然ともいうべきタイブレークにもつれ込む。すると一進一退の攻防が続くなか、5度目のセットポイントを大坂が取り切り12-10で制し、大坂がセットカウントを1-0とした。
お互いがサービスをキープし合う展開は第2セットに入っても変わらず。第11ゲームでプリスコワがダブルフォールトによりサービスゲームを落とし、大坂はサービングフォーザマッチを迎るも取り切れず。この日2度目のタイブレークは、終始プリスコワにリードされる展開となり3-7で逃げきられる。
迎えたファイナルセットの第1ゲーム、大坂はいきなりサービスブレークを許す苦しい出だしに。するとこれでリズムが狂ったのか、今まで入っていた際どいクロスやダウンザラインが微妙にラインを割り始める。そして第7ゲームで再びサービスダウンとなりスコアは2-5。第8ゲームでは2度のマッチポイントを凌ぐものの流れは変わらず。最後は大坂のショットがベースライン越え、2時間48分に及ぶ熱戦に終止符が打たれた。
構成●スマッシュ編集部
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