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【パリ・パラリンピック】「車いすテニス」競技開幕!メダル有力候補の18歳、小田凱人はパラ初出場<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.08.30

テニス四大大会のうち全豪、全仏、ウインブルドンの車いす部門を制している18歳の小田凱人(写真)はパラリンピック初出場ながら優勝候補のひとりでもある。(C)Getty Images

「パリ・パリパラリンピック」(8月28日~9月8日/フランス・パリ)が開幕し、日本勢8名が出場する「車いすテニス」競技が現地8月30日にスタートする。

 男子シングルスには世界ランク2位の小田凱人をはじめ、三木拓也(世界ランク9位)、眞田卓(同12位)、荒井大輔(同16位)の4選手がエントリー。いずれもシードされており、2回戦から登場する。

 優勝候補にも挙げられる18歳の小田は、日本勢8選手で唯一のパラリンピック初出場だ。だが、2023年の「全仏オープン」優勝後に、史上最年少で世界ランク1位に到達。今シーズンも「全豪オープン」を制し、「全仏オープン」では連覇を達成。同じく連覇がかかった「ウインブルドン」では準決勝で敗れたが、世界王者の座をアルフィー・ヒューエット(同1位/イギリス)と激しく競り合っている。

 28日の開会式では、カメラに向かって力強いガッツポーズを見せ、初めてのパラリンピックを楽しんでいる様子だ。パラリンピックの会場は相性の良い「全仏オープン」と同じローランギャロスが舞台となるだけに期待が膨らむ。

 また男子4選手は、小田は4大会連続出場の三木とのペアで、昨年の全米オープンのダブルスで優勝した眞田は荒井と組んで出場する。
 
 女子シングルスにも同2位の上地結衣を筆頭に、大谷桃子(同10位)、田中愛美(同12位)、高室冴綺(14位)と世界トップ15に名を連ねる日本代表選手が出場。これは東京大会と同じ顔ぶれだ。

 女子シングルスは男子の半分の32ドローとなるため、4人とも1回戦からの登場となる。

 4度目の出場となる上地は、高校3年生で迎えた2012年ロンドン大会でパラリンピック初出場。2016年リオ大会でシングルス銅メダルを獲得し、聖火台の点火者を務めた2021年の東京大会ではシングルスで銀、大谷とのダブルスで銅メダルに輝いた。

 上地は2014年に初めて世界ランク1位についてから間もなく10年となるが、今季も「全豪オープン」で準優勝し、「ウインブルドン」ではベスト4と、トップ選手として君臨し続けている。未だ手にしたことのない金メダルをパリで勝ちとることができるか。

 東京大会複で銅メダルの大谷は高室とのペアで、上地は田中と組んで女子ダブルスに出場する。

構成●スマッシュ編集部

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