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国内テニス

【リポビタン国際ジュニア愛媛】男子は天野雄太がITFジュニア初優勝を飾る!<SMASH>

スマッシュ編集部

2024.12.05

優勝した天野雄太(左)は決勝戦終盤で小林兼輔(右)に猛追されたが「もう少し落ち着こう」と自身に言い聞かせて戦いタイトルを手にした。写真提供:ヨネックス

優勝した天野雄太(左)は決勝戦終盤で小林兼輔(右)に猛追されたが「もう少し落ち着こう」と自身に言い聞かせて戦いタイトルを手にした。写真提供:ヨネックス

 才能あふれる原石たちが世界を目指して熱戦を繰り広げる戦い、「リポビタン国際ジュニア in 愛媛 Supported by KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」(11月25~12月1日/愛媛県総合運動公園テニスコート)は1日に最終日を迎え、男女シングルスとダブルス決勝を実施。大会期間中は連日雨や雹による試合スケジュールの変更や試合方式の調整が余儀なくされたが、最終的には予定通り全試合を消化して無事に幕を下ろした。

 どのような状況になっても全力を尽くす選手たちの真剣な姿が見られた1週間。男子シングルスの頂点に立ったのは天野雄太。

 予選からの勝ち上がりで決勝進出を果たした天野は、「身長が伸びて良くなってきた」というサービスと、持ち味であるスピードのあるフォアハンドを武器に今大会で躍動。

 日本女子テニス界のレジェンド伊達公子氏の見守るなか、決勝では第4シードの小林兼輔を相手にペースを掌握し、第1セットを6-1で奪うと、続く第2セットも5-1と王手をかける。ただ、そこから驚異的な粘りを見せる小林に5-4まで追い上げられたが、「早く決めようという気持ちが強くなり先にミスをしていたのですが、エンドチェンジの時にもう少し落ち着いていこうと考えました」と集中力を上げることで追撃を振り切り、ITF(国際テニス連盟)ジュニア初優勝を飾った。
 
「ITFはずっと手こずっていたので、すごくうれしいです。優勝できるとは思っていませんでしたが、予選から全てタフな試合だったので、それを勝ち切れて自信になりました。(翌週開催の)岐阜も優勝できるように頑張りたい」と試合後。メンタル面も含め、テニスが全体的に良くなってきたという天野の今後に注目が高まる。

 なお、男子ダブルス決勝は、第4シードの丸山楓湊/中富奏太が、第2シードを破って勝ち上がってきた片岡龍亮/中本莉空のマッチポイントをしのいでタイトルを手にした。

■男子シングルス結果
〇天野雄太選手(ITM TEAM)61 64  ●小林兼輔選手(桜田倶楽部)

〇丸山楓湊/中富奏太(CSAT/星田TC)46 76(1) [10-8] ●片岡龍亮/中本莉空(三重グリーンTC/JACテニスパーク炭山)

構成●スマッシュ編集部、協力●ヨネックス株式会社

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