海外テニス

テレビカメラ破壊、ラケットの投げつけ、会見拒否!大荒れのロシア選手に全豪オープンが1000万円超の罰金科す<SMASH>

中村光佑

2025.01.19

テレビカメラ破壊の際には「あまり(罰金の)金額が高くないことを願いたい」と語っていたメドベージェフだが、2回戦での愚行(写真)を含め厳しい判断が下された。(C)Getty Images

 現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の男子シングルス2回戦で敗退した世界ランキング5位のダニール・メドベージェフ(ロシア/28歳)が、試合中の度重なる反スポーツマンシップ行為により多額の罰金を科されたことが明らかになった。

 海外メディア『UBITENNIS』によると、メドベージェフはフルセットで勝利したカシディット・サムレット(タイ/同418位)との1回戦で、自身の不甲斐ないプレーに対する怒りのあまり自身のラケットとネットに設置されていた小型テレビカメラを破壊。まずはこの行為で1万ドル(約156万円)の罰金を科せられた。

 一方、深夜未明に及ぶ4時間49分の死闘の末に敗れたラーナー・ティエン(アメリカ/同121位)との2回戦では、苛立ちからラケットをコートサイドのスポンサーボードに向かって投げつけて審判とも口論。
 
 さらには出席が義務付けられている試合後の記者会見にも応じなかったことにより、今度は6万6000ドル(約1031万円)の罰金を要求された。すなわち合計で7万6000ドル、日本円にしておよそ1187万円もの罰金を払う羽目になったというわけだ。

 全豪オープンでは昨年を含め直近4大会で3度準優勝しているメドベージェフだが、今年は2018年以来7年ぶりの2回戦敗退となり、さらには高額な罰金というペナルティまで食らうという散々な結果となってしまった。

 なお今回の罰金についてメドベージェフはまだ公にコメントを出していない。

文●中村光佑

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