現在開催中の全豪オープンを最後に、現役引退を表明していた元世界ランク１位のキャロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）だが、24日（金）の３回戦でオンス・ジャブ―ル（チュニジア）に敗退。約15年間の現役生活に幕を閉じた。

　試合後には父であり、コーチでもあるピョートルや、夫のデビッド・リーらと抱擁を交わすと、引退セレモニーが行なわれた。ウォズニアッキは、「たくさんの思い出があります。とても素晴らしい現役生活でした」と、これまでを振り返った。

　現役選手からウォズニアッキへのビデオメッセージも公開され、日本の大坂なおみや、親友のセレナ・ウィリアムズなど、多くのトップ選手たちが登場。それを見たウォズニアッキは目に涙を浮かべていた。
  　その他、ＷＴＡの公式アカウントでもビデオメッセージが公開され、親交の深かったロジャー・フェデラー、ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダルのビッグ３が登場。

　フェデラーからは「君の素晴らしいキャリアを称えるよ。きっとみんな君が恋しくなるだろう。これまで君がテニス界のためにしてきてくれたことに感謝するよ」など、これまでの功績を振り返りながら、ねぎらいの言葉をかける様子が収められていた。

　29歳のウォズニアッキは、これまでＷＴＡツアーシングルス30勝。2010年にはデンマーク人初の世界ランク１位に輝き、2018年の全豪でキャリア初のグランドスラム制覇を果たしていた。

構成●スマッシュ編集部

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