現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」の男子シングルスで初のベスト4進出を決めた第21シードのベン・シェルトン(アメリカ/世界ランク20位/22歳)が、準々決勝勝利後の記者会見で放送関係者やオンコートインタビュアーによる選手の扱いを強く批判した。
先週末に豪放送局『Channel 9』のアナウンサー、トニー・ジョーンズ氏が全豪会場の生中継でノバク・ジョコビッチ(セルビア/7位)とそのファンたちを嘲笑し、ジョコビッチが同放送局とジョーンズ氏への抗議の意味で4回戦後のオンコートインタビューを拒否した一件は、テニス界でも物議を醸した。シェルトンはこの他にも何人かのインタビュアーによる選手への失礼な言動を指摘する。
『UBITENNIS』など複数の海外メディアによると、2回戦で世界5位のダニール・メドベージェフ(ロシア)を破る大金星を挙げた19歳の予選勝者ラーナー・ティエン(アメリカ/121位)に対しては、オンコートインタビュアーが「19歳の選手がそこまで優秀なはずがない」という敬意を欠いた発言をしたという。
またシェルトン自身もガエル・モンフィス(フランス/現41位/38歳)との4回戦直後のオンコートインタビューで、自身とモンフィスが16歳も離れていることについてインタビュアーから「彼はあなたの父親と同じくらいの年齢だ。もしかすると彼があなたの父親かもしれない」と意味不明なことを言われ、少々困惑した様子を見せていた。
現地22日の準々決勝でロレンツォ・ソネゴ(イタリア/55位)を6-4、7-5、4-6、7-6 (4)で下し、昨年覇者のヤニック・シナー(イタリア/1位)との準決勝へ駒を進めたシェルトンは、この日のオンコートインタビューでも「準決勝の相手がシナーでも地元勢の(アレックス)デミノー(オーストラリア/8位)でも君を応援する人はいないと思うけど、どんな気分?」と失礼な質問を受けたとのこと。これら全てを踏まえ、シェルトンは会見で放送関係者を厳しく糾弾した。
「ジョコビッチを揶揄した一件だけではないと思う。自分だけでなく、他の選手についてもそう感じた。例えばティエンがメドベージェフに勝った後のインタビューは正直、少し恥ずかしくて失礼だと思った」
「僕自身もオンコートインタビューで、インタビュアーから失礼な発言を受けた。それらは事実なのかもしれないけど、人生で一度も会ったことがなかった人にそんなことを言うのは敬意を欠いていると思う」
その上でシェルトンは「放送関係者はスポーツを成長させ、選手が最大の舞台で勝利した瞬間を楽しめるようサポートするべき」と主張。「このところテニス界はネガティブなことが多い気がする。そうした現状は変わるべき」と強めの口調で締めくくった。
貴重な時間を割いてインタビューや会見に応じてくれている選手たちへのリスペクトを忘れてはならない――トップ選手として活躍するシェルトンの言葉をメディアは重く受け止めるべきだろう。
文●中村光佑
【動画】“次は応援されないだろう”などと失礼なことを言われたシェルトンの準々決勝後のオンコートインタビュー
【画像】シェルトン、ソネゴら全豪オープン2025で熱戦を繰り広げる男子選手たちの厳選写真!
【関連記事】アルカラスを撃破したジョコビッチ、豪放送局の謝罪を受け試合後のインタビューに応じる。我が子に「早く寝なさい」と呼び掛け<SMASH>
先週末に豪放送局『Channel 9』のアナウンサー、トニー・ジョーンズ氏が全豪会場の生中継でノバク・ジョコビッチ(セルビア/7位)とそのファンたちを嘲笑し、ジョコビッチが同放送局とジョーンズ氏への抗議の意味で4回戦後のオンコートインタビューを拒否した一件は、テニス界でも物議を醸した。シェルトンはこの他にも何人かのインタビュアーによる選手への失礼な言動を指摘する。
『UBITENNIS』など複数の海外メディアによると、2回戦で世界5位のダニール・メドベージェフ(ロシア)を破る大金星を挙げた19歳の予選勝者ラーナー・ティエン(アメリカ/121位)に対しては、オンコートインタビュアーが「19歳の選手がそこまで優秀なはずがない」という敬意を欠いた発言をしたという。
またシェルトン自身もガエル・モンフィス(フランス/現41位/38歳)との4回戦直後のオンコートインタビューで、自身とモンフィスが16歳も離れていることについてインタビュアーから「彼はあなたの父親と同じくらいの年齢だ。もしかすると彼があなたの父親かもしれない」と意味不明なことを言われ、少々困惑した様子を見せていた。
現地22日の準々決勝でロレンツォ・ソネゴ(イタリア/55位)を6-4、7-5、4-6、7-6 (4)で下し、昨年覇者のヤニック・シナー(イタリア/1位)との準決勝へ駒を進めたシェルトンは、この日のオンコートインタビューでも「準決勝の相手がシナーでも地元勢の(アレックス)デミノー(オーストラリア/8位)でも君を応援する人はいないと思うけど、どんな気分?」と失礼な質問を受けたとのこと。これら全てを踏まえ、シェルトンは会見で放送関係者を厳しく糾弾した。
「ジョコビッチを揶揄した一件だけではないと思う。自分だけでなく、他の選手についてもそう感じた。例えばティエンがメドベージェフに勝った後のインタビューは正直、少し恥ずかしくて失礼だと思った」
「僕自身もオンコートインタビューで、インタビュアーから失礼な発言を受けた。それらは事実なのかもしれないけど、人生で一度も会ったことがなかった人にそんなことを言うのは敬意を欠いていると思う」
その上でシェルトンは「放送関係者はスポーツを成長させ、選手が最大の舞台で勝利した瞬間を楽しめるようサポートするべき」と主張。「このところテニス界はネガティブなことが多い気がする。そうした現状は変わるべき」と強めの口調で締めくくった。
貴重な時間を割いてインタビューや会見に応じてくれている選手たちへのリスペクトを忘れてはならない――トップ選手として活躍するシェルトンの言葉をメディアは重く受け止めるべきだろう。
文●中村光佑
【動画】“次は応援されないだろう”などと失礼なことを言われたシェルトンの準々決勝後のオンコートインタビュー
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