男子テニス元世界ランキング３位のマリン・チリッチ（クロアチア／現181位）が、１月23日に自身の公式インスタグラム（@marincilic）で近況について綴っている。

　現在36歳のチリッチは長期にわたって右ヒザのケガに悩まされ、2023年１月と24年５月には手術も経て何度も戦線離脱を強いられていた。24年はおよそ半年ぶりの実戦となった８月の下部大会「ラファ・ナダル・オープン」と、９月の下部大会「カシ・オープン」を経て、同月の「杭州オープン」（ATP250）では３年ぶりにツアー優勝を飾った。

　その後は「ジャパン・オープン」（ATP500）を含む５大会に出場したがいずれも早期敗退を喫し、24年シーズンが終わった。

　そして完全復帰が期待された今年シーズンだったが、インスタグラムにも「皆さんお気付きかもしれませんが、2025年シーズン最初の１カ月間、私はプレーしていませんでした」と記している通り、試合には出場していない。
  　再びヒザの悪化が心配されていたが、幸いにも同箇所の状態は「良好」だと断言し、現在ツアーを離れている理由は「残念ながらプレシーズンのトレーニング中に小さな挫折を味わったので、競技に戻る前に100％の準備をしたいのです」としている。

　そして「できるだけ早くツアーに復帰するために全力を尽くしていて、デビスカップでクロアチアチームに合流したいと思っています！これからも応援をよろしくお願いします」と復帰へ向け意気込んだ。

　クロアチアチームは、１月31日～２月１日にファイナルズ予選１回戦でスロバキアと対戦する。ホームでの開催となり、チリッチが予定通り参戦すればクロアチアのファンにとってもうれしい復帰戦となるだろう。

構成●スマッシュ編集部

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