昨年1月に産休から復帰して以降順調に勝利を積み重ね、一時消滅していたランキングも現在は大幅に回復させている女子テニス元世界1位の大坂なおみ(現57位/27歳)。今シーズンに入ってからも年明けの「ASBクラシック」(ハード/WTA250)で準優勝するなど好調を維持していたが、直後に出場した四大大会「全豪オープン」の3回戦で古傷の腹部を痛めて途中棄権を余儀なくされたことでその勢いを止められてしまった。
だが苦境に立たされている中でも彼女の競技に対する情熱は消えていない。先日、ニュース番組『CNN』のインタビューで語られた大坂の力強い言葉は、再びトップに返り咲く可能性をも感じさせるものだった。
「多くの人が、短期間でこれまでに収めた私の功績を称賛してくれるのは面白い。でも私にはまだやるべきことがたくさんあるし、もっと大きなことを成し遂げられると感じている」と切り出した27歳は今後の目標をこう明かしている。
「これからの未来に向けて、大きな目標を持っている。まだ競技を続けられる限り、私の夢は全仏オープン(クレーコート)とウインブルドン(芝コート)で優勝すること。全ての四大大会を制覇した選手になりたい」
周知の通り大坂はハードコートを最も得意としており、四大大会では同サーフェスの「全豪オープン」で2度(2019年と21年)、「全米オープン」で2度(18年と20年)の優勝を経験している。
一方でクレーと芝は大の苦手としており、全仏とウインブルドンに関してはいずれも3回戦以上に進出したことがない。昨秋にチームに招聘した名将パトリック・ムラトグル氏(フランス/54歳)のサポートによって不得意な両大会での大坂のプレーがどう変わるかという点は、今季の注目ポイントとなるだろう。
なお『CNN』によると、現時点で大坂は3月1日にアメリカ・ラスベガスで開催されるエキジビションマッチ「MGM Rewards Slam」で復帰予定。その直後に行なわれる「BNPパリバ・オープン」(3月5日~16日/アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)と「マイアミ・オープン」(3月18日~30日/アメリカ・マイアミ/WTA1000)の北米ハードコートシリーズ2大会にもエントリーしている。
文●中村光佑
【画像】大坂なおみの「全豪オープン2025」激闘フォトギャラリー
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だが苦境に立たされている中でも彼女の競技に対する情熱は消えていない。先日、ニュース番組『CNN』のインタビューで語られた大坂の力強い言葉は、再びトップに返り咲く可能性をも感じさせるものだった。
「多くの人が、短期間でこれまでに収めた私の功績を称賛してくれるのは面白い。でも私にはまだやるべきことがたくさんあるし、もっと大きなことを成し遂げられると感じている」と切り出した27歳は今後の目標をこう明かしている。
「これからの未来に向けて、大きな目標を持っている。まだ競技を続けられる限り、私の夢は全仏オープン(クレーコート)とウインブルドン(芝コート)で優勝すること。全ての四大大会を制覇した選手になりたい」
周知の通り大坂はハードコートを最も得意としており、四大大会では同サーフェスの「全豪オープン」で2度(2019年と21年)、「全米オープン」で2度(18年と20年)の優勝を経験している。
一方でクレーと芝は大の苦手としており、全仏とウインブルドンに関してはいずれも3回戦以上に進出したことがない。昨秋にチームに招聘した名将パトリック・ムラトグル氏(フランス/54歳)のサポートによって不得意な両大会での大坂のプレーがどう変わるかという点は、今季の注目ポイントとなるだろう。
なお『CNN』によると、現時点で大坂は3月1日にアメリカ・ラスベガスで開催されるエキジビションマッチ「MGM Rewards Slam」で復帰予定。その直後に行なわれる「BNPパリバ・オープン」(3月5日~16日/アメリカ・インディアンウェルズ/WTA1000)と「マイアミ・オープン」(3月18日~30日/アメリカ・マイアミ/WTA1000)の北米ハードコートシリーズ2大会にもエントリーしている。
文●中村光佑
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