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国内テニス

筑波大3年の田中佑が全日本室内テニスを制覇! 現役大学生の優勝は福井烈以来46年ぶり!!<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.03.09

全日本室内テニス選手権、男子シングルスは筑波大の田中佑(写真右)が第1シードの白石光(表彰写真左)を破り頂点に立った。写真:京都府テニス協会(撮影/眞野博正)

全日本室内テニス選手権、男子シングルスは筑波大の田中佑(写真右)が第1シードの白石光(表彰写真左)を破り頂点に立った。写真:京都府テニス協会(撮影/眞野博正)

 第60回島津全日本室内テニス選手権大会(男子3月5日~9日、女子11日~16日/京都府・島津アリーナ京都/室内カーペットコート/賞金総額男子600万円、女子4万ドル)は9日に男子の最終日を迎え、シングルス決勝を実施。筑波大学3年生の田中佑が第1シードの白石光を6-2、6-4で破り、見事初優勝を飾った。

 田中はJTAランキング60位で今大会ノーシード。2回戦で第4シードの柴野晃輔(34位)を6-2、6-4で破ると、準決勝では第5シードの中川舜祐(35位)にも6-3、7-5で勝利。決勝の相手は21位と格上のプロ、白石だったが、ここまでの勢いそのままにストレートで退け、頂点に駆け上った。

 田中は春の関東学生を3連覇、夏を2連覇と、大学テニス界においてトップの力を持つが、インカレやインカレ室内など大学の“全国タイトル”には不思議と縁がなかった。そのジンクスを覆し、一足飛びに一般のナショナルタイトルを手中に収めた。なお、現役大学生の全日本室内男子シングルス制覇は、1979年の福井烈氏(当時中央大)以来、実に46年ぶりの快挙である。
 
 なお、前日行なわれた男子ダブルス決勝は、第1シードの中川舜祐/楠原悠介と第2シードの末岡大和/河内一真の頂上決戦となり、中川/楠原が6-7(1)、6-4、[10-8]の大激戦を制して初優勝。河内は異なるペアで3年連続の準優勝となった。

 男子大会に続き、女子大会は3月10日からシングルス予選、11日から単複の本戦がスタートする。女子は国際ポイントが得られるITFツアー(W50)を兼ねており、国内外から世界を目指す選手たちが参加する。日本選手では世界ランク178位の岡村恭香や184位のホープ齋藤咲良らがエントリーしており、誰がタイトルを手にするか注目だ。

◆男子シングルス決勝結果(9日開催)
〇田中佑(筑波大学) 6-2 6-4 白石光(SBCメディカルグループ)【1】●

◆男子ダブルス決勝結果(8日開催)
〇中川舜祐/楠原悠介(伊予銀行)【1】 6-7(1) 6-4 [10-8] 末岡大和/河内一真【2】●

※【 】内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

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