女子テニス世界ランキング13位で期待の新鋭として注目を集めている21歳のディアナ・シュナイダー(ロシア)が4月9日に自身の公式インスタグラム(@_di_shnaider_)を更新し、四大大会で3度の準優勝を経験している女子元世界1位のディナラ・サフィーナ氏(ロシア)を新コーチとしてチームに迎え入れたことを正式に発表した。
2023年5月にプロデビューしたサウスポーのシュナイダーはまだ21歳にしてすでにシングルスでツアー4勝を挙げており、昨夏のパリ五輪では同郷の17歳ミラ・アンドレーワ(現6位)と組んだ女子ダブルスで銀メダルを獲得。昨年末には女子ツアーの年間最優秀成長選手賞にノミネートされるなど、飛躍的な成長を遂げている若手の1人だ。今季はここまでシングルス8勝9敗とわずかに負け越しているが、ダブルスは18勝4敗と素晴らしい成績を残しており、アンドレーワとのペアでツアー2大会(ブリスベン、マイアミ)を制している。
シュナイダーは昨年6月に男子元18位のイゴール・アンドレイフ氏(ロシア/41歳)を招聘したものの、同10月に解消。新コーチを探している間は父親のマキシム・シュナイデル氏の指導を受けていた。今回の投稿でシュナイダーはサフィーナ氏との2ショット写真を添え、“心強いパートナー”を得たことへの喜びと家族への感謝をこう綴っている。
「皆さん、こんにちは! ディナラ・サフィーナが私の新コーチとしてチームに加わることを発表できて、とてもワクワクしています。ここ数カ月間、コート内外で素晴らしいパートナーシップを築ける存在を探してきましたが、今回の出会いには自信を持っています。ディナラは言うまでもなくレジェンドであり、これから彼女と一緒にどんなことができるのか本当に楽しみです」
「新たなパートナーを見つけるまでの間、コーチとして支えてくれた父には感謝しています。そして私の家族、両親と弟も、世界で一番の応援団であり、常に変わらず私に愛をくれる存在です。心から感謝しています。ディナラと私はクレーコートで皆さんにお会いすることになります!」
38歳のサフィーナ氏は元世界王者のマラット・サフィン氏を兄に持ち、シングルスで12度のツアー優勝を経験。08年北京五輪では銀メダルを獲得し、09年には計26週にわたって世界1位に君臨した女子テニス界のレジェンドだ。最高峰の四大大会では08年と09年の全仏オープン、09年全豪オープンで準優勝。ダブルスでは07年全米オープンで優勝を飾っている。
華々しい活躍を見せていたサフィーナ氏だったが、慢性的な背中のケガにより20代半ばで引退。以降は主に現役選手のコーチやアドバイザーの仕事をしていたという。指導者としても経験豊富なサフィーナ氏が将来性豊かなシュナイダーをどう進化させていくのか注目が集まる。
なお現時点でシュナイダーは4月15日に開幕する「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/WTA500)でクレーシーズンをスタートさせる予定だ。
文●中村光佑
【画像】シュナイダーが自身のインスタグラムに投稿した新コーチ、サフィーナとの2ショット
【画像】シュナイダーをはじめ全豪オープン2025で熱戦を繰り広げた女子選手たちの厳選写真!
【関連記事】ドーピング問題のシフィオンテクについてロシアの元1位が持論「彼女はそれによって崩れてしまうような気がする」<SMASH>
2023年5月にプロデビューしたサウスポーのシュナイダーはまだ21歳にしてすでにシングルスでツアー4勝を挙げており、昨夏のパリ五輪では同郷の17歳ミラ・アンドレーワ(現6位)と組んだ女子ダブルスで銀メダルを獲得。昨年末には女子ツアーの年間最優秀成長選手賞にノミネートされるなど、飛躍的な成長を遂げている若手の1人だ。今季はここまでシングルス8勝9敗とわずかに負け越しているが、ダブルスは18勝4敗と素晴らしい成績を残しており、アンドレーワとのペアでツアー2大会(ブリスベン、マイアミ)を制している。
シュナイダーは昨年6月に男子元18位のイゴール・アンドレイフ氏(ロシア/41歳)を招聘したものの、同10月に解消。新コーチを探している間は父親のマキシム・シュナイデル氏の指導を受けていた。今回の投稿でシュナイダーはサフィーナ氏との2ショット写真を添え、“心強いパートナー”を得たことへの喜びと家族への感謝をこう綴っている。
「皆さん、こんにちは! ディナラ・サフィーナが私の新コーチとしてチームに加わることを発表できて、とてもワクワクしています。ここ数カ月間、コート内外で素晴らしいパートナーシップを築ける存在を探してきましたが、今回の出会いには自信を持っています。ディナラは言うまでもなくレジェンドであり、これから彼女と一緒にどんなことができるのか本当に楽しみです」
「新たなパートナーを見つけるまでの間、コーチとして支えてくれた父には感謝しています。そして私の家族、両親と弟も、世界で一番の応援団であり、常に変わらず私に愛をくれる存在です。心から感謝しています。ディナラと私はクレーコートで皆さんにお会いすることになります!」
38歳のサフィーナ氏は元世界王者のマラット・サフィン氏を兄に持ち、シングルスで12度のツアー優勝を経験。08年北京五輪では銀メダルを獲得し、09年には計26週にわたって世界1位に君臨した女子テニス界のレジェンドだ。最高峰の四大大会では08年と09年の全仏オープン、09年全豪オープンで準優勝。ダブルスでは07年全米オープンで優勝を飾っている。
華々しい活躍を見せていたサフィーナ氏だったが、慢性的な背中のケガにより20代半ばで引退。以降は主に現役選手のコーチやアドバイザーの仕事をしていたという。指導者としても経験豊富なサフィーナ氏が将来性豊かなシュナイダーをどう進化させていくのか注目が集まる。
なお現時点でシュナイダーは4月15日に開幕する「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/WTA500)でクレーシーズンをスタートさせる予定だ。
文●中村光佑
【画像】シュナイダーが自身のインスタグラムに投稿した新コーチ、サフィーナとの2ショット
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