現地4月14日に開幕した女子テニスツアーのWTA500シリーズ「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/室内クレーコート)に出場する元世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が初戦に先駆けて開かれた記者会見に出席。その中で周囲からの期待やプレッシャーとの向き合い方について語った。
3月初めに出場した「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/ハード)で準決勝敗退、その直後に参戦した「マイアミ・オープン」(WTA1000/ハード)で準々決勝敗退を喫し、これまで計3度優勝している早春の北米シリーズでタイトルを獲得できなかった23歳のシフィオンテク。それどころか今季はまだツアー優勝自体がなく、今大会で迎える得意のクレーシーズンで巻き返しが期待される。
昨年の「全仏オープン」(フランス・パリ/四大大会)で大会3連覇を果たすなど赤土のサーフェスで数々の輝かしい功績を残しているシフィオンテクにとっても「ハードコートからクレーコートへの移行は簡単ではない。適応するのには時間がかかる」と言う。
ただ今年は「少し余裕を持ってクレーシーズンへの準備ができた」とのこと。先述の北米シリーズで不本意な結果に終わったことが逆に奏功したとし、「しっかりと練習して集中できれば、自分のプレーができると思っている」とポジティブな言葉を続けた。
若くから女子ツアーを牽引しているシフィオンテクだが、安定した成績を残してきたことで自分が「常に注目される存在」になり、特にここ最近は「全てのことを評価され、期待値もすごく高くなっている」ことを実感していると率直に語る。
その上で昨年末に自身のチームに招聘した大坂なおみ(元1位/現55位)の元コーチ、ウィム・フィセッテ氏と共に技術面を磨きながら、精神面では周囲の声を気にせず、とにかく自分のやるべきことに集中したいと意欲を示した。
「確実に言えるのは、今の目標は自分自身に集中すること。要するに自分がコートでどう変わっていきたいかというプロセスに集中することが重要だということね。ウィムとは技術面でどう改善していくかについてたくさん話し合っているわ」
「練習ではすごくいい感じだから、その感覚を試合でも出していきたい。そういったことで頭をいっぱいにして、集中している。努力を続ければ、結果はついてくると信じている。人々はまあ、好きなことを言うでしょうけど、時にはそういう声を無視するしかないと思っている」
なお今回のシュツットガルトは上位4シードが1回戦免除。第2シードで参戦するシフィオンテクは、初戦となる2回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア/同20位)とヤナ・フェット(クロアチア/同153位)のどちらかと対戦する。
文●中村光佑
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ただ今年は「少し余裕を持ってクレーシーズンへの準備ができた」とのこと。先述の北米シリーズで不本意な結果に終わったことが逆に奏功したとし、「しっかりと練習して集中できれば、自分のプレーができると思っている」とポジティブな言葉を続けた。
若くから女子ツアーを牽引しているシフィオンテクだが、安定した成績を残してきたことで自分が「常に注目される存在」になり、特にここ最近は「全てのことを評価され、期待値もすごく高くなっている」ことを実感していると率直に語る。
その上で昨年末に自身のチームに招聘した大坂なおみ(元1位/現55位)の元コーチ、ウィム・フィセッテ氏と共に技術面を磨きながら、精神面では周囲の声を気にせず、とにかく自分のやるべきことに集中したいと意欲を示した。
「確実に言えるのは、今の目標は自分自身に集中すること。要するに自分がコートでどう変わっていきたいかというプロセスに集中することが重要だということね。ウィムとは技術面でどう改善していくかについてたくさん話し合っているわ」
「練習ではすごくいい感じだから、その感覚を試合でも出していきたい。そういったことで頭をいっぱいにして、集中している。努力を続ければ、結果はついてくると信じている。人々はまあ、好きなことを言うでしょうけど、時にはそういう声を無視するしかないと思っている」
なお今回のシュツットガルトは上位4シードが1回戦免除。第2シードで参戦するシフィオンテクは、初戦となる2回戦でドナ・ベキッチ(クロアチア/同20位)とヤナ・フェット(クロアチア/同153位)のどちらかと対戦する。
文●中村光佑
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