先日開催された女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「BNPパリバ・オープン」(3月5日~16日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート)で危険行為を犯したイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界2位)のSNS投稿に対し、男子レジェンドのボリス・ベッカー(ドイツ/元1位)が納得できないと主張しつつ、元女王が心の平穏を取り戻すことを望むとコメントした。
事の発端はミラ・アンドレーワ(ロシア/現6位)とのシングルス準決勝だった。シフィオンテクはボールボーイから渡されたボールをラケットで叩きつけ、ファンから多くの批判を浴びた。既報の通り、その後自身の公式インスタグラムに弁明文を投稿している。
長文のメッセージでは、まず自分の感情表現が誇れる形ではなかったと認め、至近距離で怒りをぶちまけたことをボールボーイに謝罪したと明かした。一方で、その後自分が受けた扱いについては、似たような行動を取った他の選手に比べて厳しく、ダブルスタンダードだと主張。
さらに、コートで集中力を維持している時はロボットのようだと言われ、感情を表に出すと未熟でヒステリックだと批判されると指摘した上で、わずか半年前にはドーピング問題で泣き続ける日々を送り、以降メンタルが不安定になっていることも吐露した。
これに反応したのが、四大大会6度の優勝を誇る重鎮ベッカーだ。彼女の言い分や長い説明には納得できないとし、シフィオンテクへのメッセージをXに投稿した。
「言い訳や長い説明ばっかりだ...もうよくわからない! いつも選手たちを応援しているし、私はイガがテニスコートで平穏を見つけられることを願っているんだ! 彼女は実績のあるチャンピオンなんだから!」
今季のシフィオンテクは、「全豪オープン」「カタール・オープン」「BNPパリバ・オープン」で準決勝敗退、「ドバイ選手権」では準々決勝敗退とまだ決勝には届いていない。ツアーでの戦いを続けながら、メンタルを落ち着かせ、状況に適応することに苦労している様子だ。
次戦は開催中のWTA1000シリーズ「マイアミ・オープン」(3月18日~30日/アメリカ・マイアミ/ハードコート)の2回戦。カロリーヌ・ガルシア(フランス/同74位)対アンナ・ボンダール(ハンガリー/同94位)の勝者と対戦する。
構成●スマッシュ編集部
【動画&画像】シフィオンテクがボールを叩きつけたシーンと、その弁明に異議を唱えたベッカーのX画面
【関連記事】ボールボーイに向かってボールを叩きつけたシフィオンテクが弁明「冷静さを欠いて判断を誤ってしまった」<SMASH>
【関連記事】2バウンド返球? 世界2位シフィオンテクの試合で“疑惑の判定”。ビデオ確認を拒まれた相手は不満<SMASH>
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長文のメッセージでは、まず自分の感情表現が誇れる形ではなかったと認め、至近距離で怒りをぶちまけたことをボールボーイに謝罪したと明かした。一方で、その後自分が受けた扱いについては、似たような行動を取った他の選手に比べて厳しく、ダブルスタンダードだと主張。
さらに、コートで集中力を維持している時はロボットのようだと言われ、感情を表に出すと未熟でヒステリックだと批判されると指摘した上で、わずか半年前にはドーピング問題で泣き続ける日々を送り、以降メンタルが不安定になっていることも吐露した。
これに反応したのが、四大大会6度の優勝を誇る重鎮ベッカーだ。彼女の言い分や長い説明には納得できないとし、シフィオンテクへのメッセージをXに投稿した。
「言い訳や長い説明ばっかりだ...もうよくわからない! いつも選手たちを応援しているし、私はイガがテニスコートで平穏を見つけられることを願っているんだ! 彼女は実績のあるチャンピオンなんだから!」
今季のシフィオンテクは、「全豪オープン」「カタール・オープン」「BNPパリバ・オープン」で準決勝敗退、「ドバイ選手権」では準々決勝敗退とまだ決勝には届いていない。ツアーでの戦いを続けながら、メンタルを落ち着かせ、状況に適応することに苦労している様子だ。
次戦は開催中のWTA1000シリーズ「マイアミ・オープン」(3月18日~30日/アメリカ・マイアミ/ハードコート)の2回戦。カロリーヌ・ガルシア(フランス/同74位)対アンナ・ボンダール(ハンガリー/同94位)の勝者と対戦する。
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