女子テニス元世界ランキング１位のアナ・イバノビッチさん（セルビア／37歳）とサッカー元ドイツ代表のバスティアン・シュバインシュタイガー氏（40歳）は、スポーツ界でも有名なビッグカップルとして知られているが、結婚９年目にしてその関係が解消されつつあるようだ。

　セルビアテニス界のアイドルとして存在感を放ち、2008年の全仏オープンではセルビア人女性として初めて四大大会のシングルスでタイトルを獲得したイバノビッチ。同大会終了後には世界ランキング１位の座にも就き、名実ともに女王の称号を手に入れた。

　以降も人気女子選手として各地でファンを魅了し続けたが、2016年のウインブルドン終了後に結婚を決意。その相手は以前から交際が噂されていたシュバインシュタイガー氏だったのである。

　シュバインシュタイガー氏はドイツサッカー界の大スター。名門バイエルン・ミュンヘンやマンチェスターユナイテッドでチームをけん引し、2014年のワールドカップ（ブラジル大会）では母国を優勝へと導いた中心選手の一人。その後も大舞台で結果を出し続け確固たる地位を築いた名手である。

　そんな二人の結婚は当時「ドリームカップルの誕生」として大きな話題を呼んだ。両者は結婚後もプロ選手として活動を続けたが、イバノビッチは2016年シーズンを最後に現役引退し、シュバインシュタイガー氏も2019年10月に35歳で現役から退いている。
  　二人の結婚生活はほとんど公表されることはなかった。だがドイツメディア『BUNTE』によれば両者の破局は２カ月ほど前（2025年２月頃）のことで、イバノビッチは現在３人の息子ルカ（７歳）、レオン（４歳）、テオ（１歳）を連れて故郷のベオグラード（セルビア）に戻り、彼女の両親と兄の家の近くで暮らしているという。

　一方、仕事の関係で出張が多いシュバインシュタイガー氏は現在、選手生活の大半を過ごしたミュンヘンを拠点にして活動している。

　ドイツ紙『BUILT』によれば「二人の関係は一緒に過ごす時間が少なくなったことで悪化した」と報じているが、両者からは今回の件について特にコメントなどは出されていない。ベオグラードからミュンヘンまでは約940キロあるが、二人の距離はそれ以上に離れてしまったのかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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