今回のテーマは「ストリング(ガット)の張り替え」です。切れなければずっと使えると思っている人もいれば、季節ごとに張り替える人もいます。そもそも張り替えは必要なのか? 適切なタイミングは? 解き明かしていきましょう。
プロは、使っても使わなくても、コートに持ち込むラケット全てのストリングを新品に張り替えると書いたことがありますが、一般プレーヤーでも定期的に張り替えることを勧めます。
まず、ラケットを1本しか持っていない方は、特にストリングの状態には気を配っておきましょう。初級レベルではストリングが切れることは少ないですが、もしもそれが切れてしまった時には、プレーを続けることができません。
ストリングは「切れなければいつまでも使える」わけではないのです。例えばチューインガムって、ずっと噛んでいても溶けてなくなることはありませんが、味を感じなくなったら捨てますよね?
ストリングの「味」とは「伸縮性」です。伸縮性が失われたら、そのストリングの役割は終わりです。ただ“終わりの印”がないからまだ使えると思ってしまう...。ストリングもガムと同じ! 時期が来たら新しい物に替えて、おいしいテニスを味わいましょう。
皆さんの仲間には「3年も張り替えてないけど、不便に感じたことはないよ」という方もいるでしょうが、その方は2年9カ月も味のなくなったガムを噛み続けているのと一緒です。
昔から、メーカーやショップは「3カ月に1回は張り替えましょう」と訴えてきました。近年、これには科学的な裏付けがあるということがわかりました。
日本ラケット工業協同組合で客観的な実験、検証を行なったところ、ストリングを張ってしまうと、たとえ一度も使用しなくても、早いもので半月、最長でも3カ月で硬化し、伸縮性が失われてしまうという結果が得られたのです。
ストリングの命は伸縮性です。インパクトで伸びて、それが縮むことでボールを押し返すのです。
使い続けていると感じにくいものですが、ストリングの伸縮性が失われると、プレーヤーは無意識のうちに、飛ばなくなった分だけ力を増してボールを叩くようになります。すると打球時の振動が増えたり、手首やヒジを痛める原因にもなります。ですから、たとえ切れなくても、張り替えは必要なのです。
プロは、使っても使わなくても、コートに持ち込むラケット全てのストリングを新品に張り替えると書いたことがありますが、一般プレーヤーでも定期的に張り替えることを勧めます。
まず、ラケットを1本しか持っていない方は、特にストリングの状態には気を配っておきましょう。初級レベルではストリングが切れることは少ないですが、もしもそれが切れてしまった時には、プレーを続けることができません。
ストリングは「切れなければいつまでも使える」わけではないのです。例えばチューインガムって、ずっと噛んでいても溶けてなくなることはありませんが、味を感じなくなったら捨てますよね?
ストリングの「味」とは「伸縮性」です。伸縮性が失われたら、そのストリングの役割は終わりです。ただ“終わりの印”がないからまだ使えると思ってしまう...。ストリングもガムと同じ! 時期が来たら新しい物に替えて、おいしいテニスを味わいましょう。
皆さんの仲間には「3年も張り替えてないけど、不便に感じたことはないよ」という方もいるでしょうが、その方は2年9カ月も味のなくなったガムを噛み続けているのと一緒です。
昔から、メーカーやショップは「3カ月に1回は張り替えましょう」と訴えてきました。近年、これには科学的な裏付けがあるということがわかりました。
日本ラケット工業協同組合で客観的な実験、検証を行なったところ、ストリングを張ってしまうと、たとえ一度も使用しなくても、早いもので半月、最長でも3カ月で硬化し、伸縮性が失われてしまうという結果が得られたのです。
ストリングの命は伸縮性です。インパクトで伸びて、それが縮むことでボールを押し返すのです。
使い続けていると感じにくいものですが、ストリングの伸縮性が失われると、プレーヤーは無意識のうちに、飛ばなくなった分だけ力を増してボールを叩くようになります。すると打球時の振動が増えたり、手首やヒジを痛める原因にもなります。ですから、たとえ切れなくても、張り替えは必要なのです。