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海外テニス

元世界2位ルードがウインブルドンを欠場。クレーシーズンから続くヒザのケガが回復せず<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.06.22

左ヒザの故障が長引きウインブルドン欠場を余儀なくされたルード。(※写真は昨年のウインブルドン)。(C)Getty Images

左ヒザの故障が長引きウインブルドン欠場を余儀なくされたルード。(※写真は昨年のウインブルドン)。(C)Getty Images

 テニスの四大大会「ウインブルドン」(6月30日~7月13日/イギリス・ロンドン)は6月21日にエントリーリストを更新し、元世界ランキング2位のキャスパー・ルード(ノルウェー/現16位)の欠場を発表。理由は「ヒザのケガ」とされている。

 スピンの効いた強力なフォアハンド、精度の高いショットで観客を魅了する26歳のルード。なかでもクレーコートでは一際力を発揮する選手で、今季は4月の「マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/クレーコート)で念願のマスターズ1000初優勝を飾った。しかし、その一方でクレーシーズン序盤から左ヒザのケガに悩まされていた。

 先月の「全仏オープン」(フランス・パリ/四大大会)では、過去2度(2022年、23年)の準優勝という実績を持つが、2回戦でノーシードのヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/大会時41位)に敗退。試合後の会見では、「クレーシーズンは忙しいから、炎症を抑える薬や痛み止めを飲んでなんとか乗り切ろうとした。ある程度は効いたけど、十分ではなかった」と苦しい胸の内を明かしていた。
 
 その後、約1カ月の休養を経て、芝シーズン初戦として出場を予定していた「マヨルカ選手権」(6月22日~28日/スペイン・マヨルカ/芝コート/ATP250)も、ヒザの状態が十分に回復せず欠場することに。大会公式Xに寄せたビデオメッセージでは、「今はコートに戻ってトレーニングしている。ヒザの調子はかなり良くなってきているが、残念ながらまだ100%試合に出られる状態ではない」と現状を報告していた。

 そして今回、ウインブルドンも欠場する決断に至った。四大大会の中でも苦手とされる舞台だが、回復が間に合わなかったことは本人にとっても無念だったに違いない。ルードが四大大会をスキップするのは、足首の故障で出場を見送った22年の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)以来となる。

 なおウインブルドンでは他に、6月21日時点で錦織圭(現66位)、アルテュール・フィス(フランス/同15位)、ニック・キリオス(オーストラリア/同633位)らも欠場を表明している。

構成●スマッシュ編集部

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