男子テニス世界ランキング8位のホルガー・ルネ(デンマーク)が6月23日に公式X(@holgerrune2003)を更新し、様々なアイテムを販売するオンラインショップ「Shop Holger Rune(ショップ・ホルガー・ルネ)」を開設したことを発表した。
「Shop Holger Rune」は、ルネが姉のアルマさんの協力を得て立ち上げたもので、ポスターやトランプ、自身の古いウェアやサイン入りの帽子など数多くの商品が出品されている。同ショップの収益の一部はルネが支援している慈善団体に寄付されるとのことだが、具体的な詳細は明らかにされていない。
ルネは更新したXで今回のショップ開設について下記のように綴っている。
「みんなが僕の世界をもっと身近に感じられるような場所を作るために、姉のアルマと一緒に開設に向けて取り組んできました。このショップは僕を応援してくれる全ての人たちへの贈り物です。僕自身のこれまでの歩みを少しでもみんなと共有したいと思っています」
これまでにツアー5勝を挙げている22歳のルネは現在、24時間体制で困っている子どもたちを支援する電話窓口を提供する母国デンマークの児童支援団体「ボーンズ・ビルカー」のアンバサダーを務めている。さらにはジュニア時代からアフリカのテニスクラブにウェアや用具を寄付してきた。
しかし、『UBITENNIS』など複数の海外メディアによれば、こうした誠意ある取り組みにもかかわらず、ルネはSNS上で多くの批判を浴びている。今回開設した「Shop Holger Rune」で自身が試合中に破壊したサイン入りのラケットを7,000ドル(約100万円)などの高値で販売していることが理由だ。Xではあるユーザーがルネをこう糾弾したという。
「ルネのウェブサイトを見たが、この男は本当に嫌なヤツだ。『Africa』というタイトルのページがあるんだけど、使い古した私物をアフリカのどこかに送ったっていう写真が3枚あって、黒人の子どもたちがその周りに立っている画像が載っている。それに、そこでは壊れたラケットを6,000ドル(約87万円)なんかで売っているんだ」
これに対してルネは次のように反論している。
「ああ、そうだよ。僕は古いテニスウェアのほとんどを、道具を必要としている海外のクラブに送っている。捨てるくらいなら、役立ててもらいたいからね。それに何年か前からは、子どもたちを支援する慈善団体に金銭的支援もしているし、支援の重要性について広める活動もしている。確かに僕らはもっと色々とできるかもしれない。でも、今の僕にはこれが精一杯だ。ところで、あなたは普段何をしているの?」
その後別のユーザーに「壊れたラケットを高値で売っていることを正当化しているのか?」と問われたルネは「理解できていない人たちに説明しているだけだよ」と返答。あくまで自身の考えをわかってもらうための主張だという姿勢を示した。とはいえ壊れて使い道のないラケットの価値をどう考えるかは、意見の分かれるところだろう。両者の言い分に一理あるようには思える。
文●中村光佑
【画像】自身のオンラインショップ開設を知らせるルネのXへの投稿
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「Shop Holger Rune」は、ルネが姉のアルマさんの協力を得て立ち上げたもので、ポスターやトランプ、自身の古いウェアやサイン入りの帽子など数多くの商品が出品されている。同ショップの収益の一部はルネが支援している慈善団体に寄付されるとのことだが、具体的な詳細は明らかにされていない。
ルネは更新したXで今回のショップ開設について下記のように綴っている。
「みんなが僕の世界をもっと身近に感じられるような場所を作るために、姉のアルマと一緒に開設に向けて取り組んできました。このショップは僕を応援してくれる全ての人たちへの贈り物です。僕自身のこれまでの歩みを少しでもみんなと共有したいと思っています」
これまでにツアー5勝を挙げている22歳のルネは現在、24時間体制で困っている子どもたちを支援する電話窓口を提供する母国デンマークの児童支援団体「ボーンズ・ビルカー」のアンバサダーを務めている。さらにはジュニア時代からアフリカのテニスクラブにウェアや用具を寄付してきた。
しかし、『UBITENNIS』など複数の海外メディアによれば、こうした誠意ある取り組みにもかかわらず、ルネはSNS上で多くの批判を浴びている。今回開設した「Shop Holger Rune」で自身が試合中に破壊したサイン入りのラケットを7,000ドル(約100万円)などの高値で販売していることが理由だ。Xではあるユーザーがルネをこう糾弾したという。
「ルネのウェブサイトを見たが、この男は本当に嫌なヤツだ。『Africa』というタイトルのページがあるんだけど、使い古した私物をアフリカのどこかに送ったっていう写真が3枚あって、黒人の子どもたちがその周りに立っている画像が載っている。それに、そこでは壊れたラケットを6,000ドル(約87万円)なんかで売っているんだ」
これに対してルネは次のように反論している。
「ああ、そうだよ。僕は古いテニスウェアのほとんどを、道具を必要としている海外のクラブに送っている。捨てるくらいなら、役立ててもらいたいからね。それに何年か前からは、子どもたちを支援する慈善団体に金銭的支援もしているし、支援の重要性について広める活動もしている。確かに僕らはもっと色々とできるかもしれない。でも、今の僕にはこれが精一杯だ。ところで、あなたは普段何をしているの?」
その後別のユーザーに「壊れたラケットを高値で売っていることを正当化しているのか?」と問われたルネは「理解できていない人たちに説明しているだけだよ」と返答。あくまで自身の考えをわかってもらうための主張だという姿勢を示した。とはいえ壊れて使い道のないラケットの価値をどう考えるかは、意見の分かれるところだろう。両者の言い分に一理あるようには思える。
文●中村光佑
【画像】自身のオンラインショップ開設を知らせるルネのXへの投稿
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