今秋の開催で第8回を迎える男子テニス団体戦「レーバーカップ」(9月19日~21日/アメリカ・サンフランシスコ)の出場者リストに、今をときめく2人の“ヤングスター”が新たに加わった。
5月13日に更新された大会公式サイトによると、チーム・ヨーロッパはアレクサンダー・ズベレフ(現世界ランキング2位/ドイツ)とカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)に続き、22歳のホルガー・ルネ(デンマーク/同10位)が加入。チーム・ワールドはテイラー・フリッツ(同4位)とベン・シェルトン(同13位)、トミー・ポール(同12位)のアメリカ勢3人に次いで、18歳のジョアオ・フォンセカ(ブラジル/65位)が登録された。
現在世界ランキング10位につけているルネは、これまでに最高峰の舞台である四大大会で3度ベスト8に進出。それに次ぐグレードのマスターズ1000シリーズでは今年3月の「BNPパリバ・オープン」を含め4度の決勝進出(うち1度は優勝)を経験している。ツアー通算では5つのタイトルを獲得しており、直近では先月の「バルセロナ・オープン」(ATP500)で同じチーム・ヨーロッパのメンバーである同世代のアルカラスを破って優勝を飾った。
ルネは2023年のカナダ・バンクーバー大会でレーバー杯デビューを飾るはずだったが、この時は背中の負傷により出場を断念していた。だからこそ今回再び選出されたことに大きな喜びを感じている様子だ。大会公式サイトを通じ、次のようにコメントしている。
「今年サンフランシスコでチーム・ヨーロッパに選出されたのは、本当に素晴らしい気分です。数年前のレーバーカップはケガで出場できませんでした。再びチャンスが巡ってきたら必ず準備万端で臨もうと思っていたので、今回とても楽しみです」
一方のフォンセカは今回がレーバー杯初選出。将来を嘱望される期待の18歳だ。23年にジュニア世界1位に上り詰めると、昨年末に行なわれた20歳以下のシーズン最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」で優勝。今年1月の全豪オープンでは予選を突破して四大大会本戦デビューを果たし、1回戦で当時世界9位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア/現17位)を破る金星を挙げた。さらには2月の「アルゼンチン・オープン」(クレー/ATP250)でツアー初タイトルを獲得している。
「チーム・ワールドに選ばれて、本当にうれしい」とフォンセカ。今回から同チームの新キャプテンを務める元世界1位のアンドレ・アガシ氏(アメリカ)にも触れつつこう続けた。
「子どもの頃からこの大会を見ていて、いつか自分も出たいと夢見ていました。フリッツやポール、シェルトンといったトップ選手たちと同じチームになり、しかもアンドレ・アガシにコーチしてもらえるなんて、本当に信じられない気持ちです。全力で頑張ります!」
なお、17年にチェコのプラハで初開催された「レーバーカップ」第1回大会からの通算成績は、昨年の勝者であるチーム・ヨーロッパが5勝、チーム・ワールドが2勝(20年は中止)となっている。今年はどんな戦いが見られるのか今から楽しみだ。
文●中村光佑
【画像】シード撃破のフォンセカをはじめ、全豪オープン2025で熱戦を繰り広げた男子選手たちの厳選写真!
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5月13日に更新された大会公式サイトによると、チーム・ヨーロッパはアレクサンダー・ズベレフ(現世界ランキング2位/ドイツ)とカルロス・アルカラス(スペイン/同3位)に続き、22歳のホルガー・ルネ(デンマーク/同10位)が加入。チーム・ワールドはテイラー・フリッツ(同4位)とベン・シェルトン(同13位)、トミー・ポール(同12位)のアメリカ勢3人に次いで、18歳のジョアオ・フォンセカ(ブラジル/65位)が登録された。
現在世界ランキング10位につけているルネは、これまでに最高峰の舞台である四大大会で3度ベスト8に進出。それに次ぐグレードのマスターズ1000シリーズでは今年3月の「BNPパリバ・オープン」を含め4度の決勝進出(うち1度は優勝)を経験している。ツアー通算では5つのタイトルを獲得しており、直近では先月の「バルセロナ・オープン」(ATP500)で同じチーム・ヨーロッパのメンバーである同世代のアルカラスを破って優勝を飾った。
ルネは2023年のカナダ・バンクーバー大会でレーバー杯デビューを飾るはずだったが、この時は背中の負傷により出場を断念していた。だからこそ今回再び選出されたことに大きな喜びを感じている様子だ。大会公式サイトを通じ、次のようにコメントしている。
「今年サンフランシスコでチーム・ヨーロッパに選出されたのは、本当に素晴らしい気分です。数年前のレーバーカップはケガで出場できませんでした。再びチャンスが巡ってきたら必ず準備万端で臨もうと思っていたので、今回とても楽しみです」
一方のフォンセカは今回がレーバー杯初選出。将来を嘱望される期待の18歳だ。23年にジュニア世界1位に上り詰めると、昨年末に行なわれた20歳以下のシーズン最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」で優勝。今年1月の全豪オープンでは予選を突破して四大大会本戦デビューを果たし、1回戦で当時世界9位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア/現17位)を破る金星を挙げた。さらには2月の「アルゼンチン・オープン」(クレー/ATP250)でツアー初タイトルを獲得している。
「チーム・ワールドに選ばれて、本当にうれしい」とフォンセカ。今回から同チームの新キャプテンを務める元世界1位のアンドレ・アガシ氏(アメリカ)にも触れつつこう続けた。
「子どもの頃からこの大会を見ていて、いつか自分も出たいと夢見ていました。フリッツやポール、シェルトンといったトップ選手たちと同じチームになり、しかもアンドレ・アガシにコーチしてもらえるなんて、本当に信じられない気持ちです。全力で頑張ります!」
なお、17年にチェコのプラハで初開催された「レーバーカップ」第1回大会からの通算成績は、昨年の勝者であるチーム・ヨーロッパが5勝、チーム・ワールドが2勝(20年は中止)となっている。今年はどんな戦いが見られるのか今から楽しみだ。
文●中村光佑
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