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大坂なおみがウインブルドンで7年ぶりに3回戦進出! ダブルス世界1位を寄せ付けず!<SMASH>

中村光佑

2025.07.03

シニアコワにストレート勝ちしウインブルドン3回戦に駒を進めた大坂。愛娘の2歳の誕生日を勝利で祝った。(C)Getty Images

 テニス四大大会「ウインブルドン」は現地7月2日に大会3日目を迎え、女子シングルス2回戦に元世界ランキング1位の大坂なおみ(現56位)が登場。ノーシードのカテリナ・シニアコワ(チェコ/同81位)に6-3、6-2で快勝し、2018年以来7年ぶりとなる3回戦進出を決めた。

 27歳の大坂がウインブルドンに出場するのは2年連続5度目。現地6月30日の1回戦では予選勝者のタリア・ギブソン(オーストラリア/同129位)を6-4、7-6(4)で下し、2回戦へ駒を進めていた。一方のシニアコワは第5シードでトップ10プレーヤーのジェン・チンウェン(中国/同6位)を7-5、4-6、6-1のフルセットで破っての勝ち上がりだった。

 大坂とシニアコワが顔を合わせるのは今回が3度目で、対戦成績は1勝1敗と互角。直近の対戦は19年の「全仏オープン」(四大大会/クレー)3回戦までさかのぼり、この時は大坂が4-6、2-6で敗れていた。

 試合は大坂が現在ダブルス世界1位に君臨するシニアコワを相手に持ち前の力強いプレーで序盤から主導権を握り、第4ゲームでブレークを獲得。直後の第5ゲームでブレークバックを許すも再び突き放して第1セットを先取した。
 
 こうなると流れは大坂。第2セットは鋭いリターンから形を作って第2ゲームから3ゲームを連取し、第7ゲームで2度目のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった次のゲームをキープして1時間17分で試合を締めた。

 23年7月に出産した娘のシャイちゃんの2歳の誕生日に白星を飾った大坂は、試合後に自身の公式インスタグラム(@naomiosaka)を更新。シニアコワ戦のマッチポイントの映像を添えて「Happy Shai Day(ハッピー・シャイ・デー)」と綴り、かわいい愛娘の誕生日を祝った。

 3回戦ではアナスタシア・パブリチェンコワ(ロシア/元11位/現50位)と対戦する大坂。聖地ウインブルドンでまだ一度も越えられていない"3回戦の壁"を今度こそ破れるか、次戦も奮闘を期待したい。

文●中村光佑

【動画】ウインブルドン2回戦、大坂なおみがシニアコアを破ったマッチポイントシーン

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