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海外テニス

今がキャリア最盛期のデミノー、トップ5入りも視野に後半戦に挑む!「幾つかの壁を乗り越えるチャンスだ」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.07.23

経験、知識、フィジカルの全てが揃っているというデミノー。トップ5入りや四大大会ベスト4も手が届くところにいる。(C)Getty Images

経験、知識、フィジカルの全てが揃っているというデミノー。トップ5入りや四大大会ベスト4も手が届くところにいる。(C)Getty Images

 今季のテニス四大大会「全豪オープン」で準々決勝に進出し、グランドスラム4大会連続のベスト8入りを果たしたアレックス・デミノー(オーストラリア/世界ランク13位)。昨年記録した自己最高6位からは順位を下げたものの、26歳の彼は今こそキャリアの最盛期に差し掛かっていると強く自覚する。

 現在出場中の「ムバダラ・シティDC・オープン」(7月21日~27日/アメリカ・ワシントンDC)で、ATP公式サイトのインタビューに応じた彼は、こう語ってる。

「今の自分には経験がある。知識もあり、フィジカルも充実している。全てが揃っていて、あとはコートで結果を出すだけだ。これからの3~4年は、自分のピークを迎える期間だと思っている。本当の力を示し、幾つかの壁を乗り越えるチャンスだ」

 越えるべき“壁”とは、四大大会でのベスト4進出、そしてトップ5入りだろうか。先日のウインブルドンでは、ジョコビッチとの4回戦で第1セットを奪うも、続く3セットを連取されて逆転負け。準々決勝進出を逃した。ただ、悔しさの中に収穫もあったという。

「(ジョコビッチ戦では)チャンスはあった。第5セットに行くべき試合だった。あっという間に流れが逃げた。でも、そういう試合で勝てるようにならないといけない。チームと話し合って、改善すべき点は幾つか見えている。それを次のステップにつなげたい」
 
 ベストシーズンを過ごした昨年だが、ウインブルドンで負ったケガのため、夏の数週間を療養に充てた。それを引きずった苦しい時期を経て、今は気持ちも上向きだ。

「年初は少し厳しかった。3つのマスターズ(全米後の上海大会を含む)を欠場してゼロポイントが並び、精神的にもきつかった。でも、終盤に守るべきポイントが少ないぶん、チャンスが多い。いいポジションに上げることが重要だと思っていたし、今はその可能性にわくわくしている」

 そのチャンスの1つがシティDC・オープンだ。思い出されるのが2018年大会、当時世界72位の19歳だったデミノーは、初めてATP500大会の決勝に進出。タイトルは逃したものの、早くもトップ50入りを果たした。近年はツアー日程の都合で出場しなかったが、今回ははっきりとした参戦理由がある。テニス選手で婚約者のケイティ・ボールター(イギリス/同41位)の存在だ。

「ずっと戻りたいと思っていたし、ケイティと同じ時間帯で生活できる男女共催の大会だから、より充実した時間を過ごせる」

 心・技・体がハイレベルで噛み合う今、デミノーが次なる壁を乗り越える準備は整っている。

構成●スマッシュ編集部

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