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海外テニス

日本勢男子は清水悠太と望月慎太郎が全米OP予選2回戦突破! 女子は柴原瑛菜も勝利し本戦出場へ王手をかける<SMASH>

内田暁

2025.08.22

ノートに書かれた「自分を信じる」の言葉を胸に、柴原が予選2回戦を突破。(※写真は昨年の全米オープン)(C)Getty Images

ノートに書かれた「自分を信じる」の言葉を胸に、柴原が予選2回戦を突破。(※写真は昨年の全米オープン)(C)Getty Images

 柴原は19歳のエレナ・プリダンキナ(ロシア)に7-6(5)、7-6(7)で勝利。

 この日の大会会場は、前日に東海岸を襲ったハリケーンの影響か、強風吹きすさぶ難しいコンディション。ただ不確定要素は、ダブルスも含め多くの場数を踏んできた、柴原に優位に働いただろう。

 相手の強打は当たれば怖いが、やや一本調子。強風下でボールを制御できず、苛立つ場面も多々見られた。

 対する柴原は、風向きに応じてプレーを適応させる。第2セットでは、リードするも相手に追いつかれ流れを持っていかれそうになるが、「相手もアップダウンがある」ことを見定める柴原は乱れない。
 
「タイブレークでは、相手もボールを入れに来ていた。自分からポイントを取りにいこうと思った」と柴原。相手のポジションが下がっているのも見逃さず、痺れる場面でネットすれすれのドロップショットも沈めてみせる。最後も、オープンコートにバックで軽く返す、技ありのウイナーだった。
 
 チェンジオーバー中にはベンチで、ノートを広げ頷きながら読むシーンも。聞けば書いてあることは、戦術や技術的なことではなく、「自分を信じる」などのシンプルな言葉。競った試合や流れが相手に行った時ほど、原点に立ち返る大切さを知るがゆえだ。

 全米オープンは昨年、初めてシングルスで本戦出場を果たした「大好き」な地。プレーは多様に、意識はシンプルに――。自分を信じて、再び夢舞台を目指す。

現地取材・文●内田暁

【動画】「全米オープン」予選2回戦を突破した清水と望月のハイライト

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