とはいえ、今年の全豪オープンの決勝、ティームとの戦いではそれができませんでした。若さと勢いのあるティームに対し、かなりフラストレーションを溜めており、セットカウント1-2となったところでは、ジョコビッチが負けそうな風向きになっていました。
しかし、そこから再びメンタルを立て直し、ジョコビッチは復活しました。ティームは「息の根を止めるまで気持ちもテニスも抜いてはいけない」ということを痛感したはずです。‟テニスをコントロールすることは精神をコントロールすること” ‟とにかく勝ってコートを出ること”に対する執念と、それに基づいた技術が、ジョコビッチが1位である理由なのです。
週末のデ杯が終わると、アメリカのハードコートシーズンが始まります。ジョコビッチの強さは続くのか、誰が土をつけるのか、そしてナダル、ティーム、チチパスといった選手らはどこまで迫れるのか…。楽しみなところです。
好きな選手の相手としては、ジョコビッチほど嫌な選手はいないと思いますが、彼の強さを改めて感じることも、テニス観戦の面白さの一つではないでしょうか?
さて、私事になりますが、プロ選手として一区切りつけることを決めました。早稲田フューチャーズのWC選手権、もしくは甲府フューチャーズ予選で活動を終える決意をしておりましたが、新型コロナウィルスの影響で、大会が延期もしくは中止になってしまいました。現在の試合出場は、白紙の状態ですので、また決まり次第発信いたします。
文●鈴木貴男
【PHOTO】全豪OPで躍動するフェデラー、ジョコビッチ、ハレップらトップ選手たちの美しいフォーム集!
しかし、そこから再びメンタルを立て直し、ジョコビッチは復活しました。ティームは「息の根を止めるまで気持ちもテニスも抜いてはいけない」ということを痛感したはずです。‟テニスをコントロールすることは精神をコントロールすること” ‟とにかく勝ってコートを出ること”に対する執念と、それに基づいた技術が、ジョコビッチが1位である理由なのです。
週末のデ杯が終わると、アメリカのハードコートシーズンが始まります。ジョコビッチの強さは続くのか、誰が土をつけるのか、そしてナダル、ティーム、チチパスといった選手らはどこまで迫れるのか…。楽しみなところです。
好きな選手の相手としては、ジョコビッチほど嫌な選手はいないと思いますが、彼の強さを改めて感じることも、テニス観戦の面白さの一つではないでしょうか?
さて、私事になりますが、プロ選手として一区切りつけることを決めました。早稲田フューチャーズのWC選手権、もしくは甲府フューチャーズ予選で活動を終える決意をしておりましたが、新型コロナウィルスの影響で、大会が延期もしくは中止になってしまいました。現在の試合出場は、白紙の状態ですので、また決まり次第発信いたします。
文●鈴木貴男
【PHOTO】全豪OPで躍動するフェデラー、ジョコビッチ、ハレップらトップ選手たちの美しいフォーム集!