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海外テニス

「結構本気なことを言うと……」ジョコビッチ戦で西岡良仁が知りたかった真実とは?【全豪1週目/男子総括vol.2】

内田暁

2020.01.26

西岡は2カ月間、切望し続けてきたジョコビッチとの再戦を叶え、多くのことを学んだ。写真=山崎賢人(THE DIGEST写真部)

西岡は2カ月間、切望し続けてきたジョコビッチとの再戦を叶え、多くのことを学んだ。写真=山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 それは、今大会のドローが決まった時から……いや、2カ月前に、本人いわく「こてんぱんにやられた」時から、心待ちにしていた戦いだった。
「3回戦に行けば、ジョコビッチ選手と当たる可能性がある。なので今回は3回戦を目標にしています」

 まだ達したことのないグランドスラム3回戦は、西岡良仁が掲げていた今季の目標の一つ。その目的地は、ジョコビッチ相手に自分の力を試すという、もう一つの志と重なる。2カ月前の敗戦以降、西岡はオフシーズンを、「ジョコビッチ選手のイメージ」を相手に練習してきたと言う。

 自分のこのショットは、彼が相手なら通用するか? ジョコビッチならもっと深いボールでないと、叩かれる――。それらのイメージこそが、西岡の今季の好スタートを支えた要因であり、だからこそ彼は、今回の全豪オープンでの再戦を切望していた。

 初戦で40位のラスロ・ジェレ、2回戦では第30シードのダニエル・エバンスと当たる今大会のドローは、決して楽なものではない。だが今季、すでに45位のバブロ・クエバス、さらに26位のニコロズ・バシラシビリを破っている西岡にしてみれば、もはや「勝てる」と信じて挑める相手である。特にエバンスは、過去の対戦で2勝0敗。勝利への明確な策を携え、彼はコートに向かっていた。
 
 初戦は、ややフラストレーションの溜まる戦いだった。ATPカップを戦ったパースや、それまで練習していた会場のコートに比べ、試合コートでの球足がかなり速かったのも、描いたプランの微調整を強いられた理由だ。またジェレにしても、好調の西岡を格下とは全く見ていなかっただろう。いつも以上にコートの中に入り、バックで攻撃的に来る。それでも第4セットのタイブレークなど、重要な局面で粘り強くミスのないプレーで、「すごく勝ちたかった」勝利をもぎ取った。

 強風の中の戦いとなった2回戦は、ツアー屈指の頭脳派として知られる西岡の、真骨頂といえる快勝だ。左腕からのスピンショットを、相手のバックサイドに高く弾ませる「定石」がベース。特にこの日は、強風を利用し「あえて少しゆっくり打ち、風でボールをブレさせてミスヒットを待ったりもした」という。
 

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