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レッスン

自分のフォアと相手のバックのクロスラリーからのパターン【西岡良仁が自ら語る、戦略・パターン/2】

スマッシュ編集部

2020.03.17

フォアハンドを打つ西岡良仁。写真:THE DIGEST写真部

フォアハンドを打つ西岡良仁。写真:THE DIGEST写真部

 試合を通して、このパターンを成功させる秘訣は、時々ストレートにも打ち相手を動かして疲れさせること。(※写真コート図のPOINT2)

「クロスラリーだけでなく、ストレートも時々ミックスしています。コートの端から端まで走らせることになるので、相手のポジションはどんどん下がり、コート内に入れなくなりますし、ハードヒットも困難です。この段階で、すでに長いラリーが成立しているので、僕のペースのポイントになっています」
 
「クロスラリーと言っても、選手はずっとクロスを打つ場所にいるわけではありません。毎回センター付近まで戻っています。ロングラリーになるとその移動の蓄積が疲労となり、試合序盤は入っていた相手のボールも後半には徐々に入らなくなります」

 フットワークと体力に自信がある西岡ならではのポイントパターン。スタミナに自信のある選手は挑戦してみるといいだろう。

【プロフィール】
西岡良仁 Yoshihito Nishioka(ミキハウス)
1995年9月27日三重県生まれ。170センチ、64キロ左利き。4歳からテニスを始める。2011年に盛田正明テニスファンドのサポートでIMGアカデミーに留学。13年にフューチャーズ優勝、14年にチャレンジャー優勝と順調に成長。高田充コーチとツアーを転戦し17年3月20日に58位をマーク。直後に故障しツアーを離脱。リハビリ中はYouTube(Yoshi’sチャンネル)など様々なことに挑戦。復帰後ツアー初優勝を果たした。2020年2月4日に自己最高48位にランクイン。父親はテニスコーチでスクールを運営、兄もテニスコーチ。

構成●スマッシュ編集部、取材協力●HEAT JAPAN
※スマッシュ2016年4月号から抜粋・再編集

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