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国内テニス

テニスが、スポーツが新しく動き始めることを願い…。『BEATCOVID-19オープン』の開催を決断した2人の思い

内田暁

2020.06.03

大会出場を決めている伊藤竜馬。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

大会出場を決めている伊藤竜馬。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 ただテニスは人との接触は避けられるし、ソーシャル・ディスタンスを保ちながらプレーができる。重要なのは、「皆が安心してテニスができる、統一のガイドライン」の確立。それに沿い対策を徹底すれば、試合や大会も出来るのではないだろうか?

 そのような理念を抱いていたまさにその頃、かつての教え子でもある山根氏から「選手たちは練習ができているんですか? ドメスティックな大会を開くような動きは、国内ではないんですか?」と連絡が入る。

 かくして、理念と実行力が重なったこの時から、国内プロ選手全てに門戸が開かれた非公式の賞金大会『BEAT COVID-19オープン』が始動した。


 大会を開催するにあたり、山根氏には当初から抱いていたビジョンがいくつかあった。そのうちの1つが、クラウドファンディング。

「日本にいるテニスファンの方に、『自分も一緒に作った大会だ』という当事者意識を感じて欲しい。だからこの大会は、運営経費から賞金まで、全額クラウドファンディングにしています。支援して頂くことで、自分も貢献したと少しでも多くの人に思って欲しいと思いんです」。山根氏が、声に力を込める。
 
 さらに完全オープンエントリーとすることで、1人でも多くの選手や関係者に関心を抱いてもらうことも重視した。最終的に出場するのは、エントリー選手中JTAランキング男女上位7~8名と、主催者推薦枠の男女2~3名。我こそはと名乗りを上げる選手が参戦すれば、自ずと大会のレベルも上がる。無観客ではあるが、それらの試合をインターネットかテレビで放送し、ファンに届けることで、イベントとして一つの成功例を示したいとの思いが山根氏にはあった。

 一方で、運営委員長を務める竹内が心を砕くのが、選手の安全面の確保である。愛好家の間でも防疫意識の二極化が進み、基準も曖昧なこのままでは、緊急事態宣言が開けても全国的にテニスを再開するのは難しいのではないか――?

 そのような危惧を抱いていた竹内は、ならば自分たちで指針を作ろうと思い立つ。そこで、行政のガイドラインに世界中の感染対策を折り込み、選手やコーチたちとも意見を闊達に交わし生み出したのが、「新しい生活様式に沿ったテニスの新しいプレーガイドライン」をうたう、『Stay safe, Play tennis』

 今回の大会もそのガイドラインに沿うと共に、「コロナ対策ディレクター」を置き、医師や専門家からの助言を得ながら感染防止対策を徹底する決意だ。
 

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