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【テニスギア講座】「吸汗速乾」は当たり前! 日々進化する高性能テニスウェアで、夏のテニスを快適に!

松尾高司

2020.08.19

かつてのプロ選手は汗対策に苦労したが、現代のプレーヤーはテニスウェアの進歩のおかげで、明らかに快適にプレーできるようになっている。写真:スマッシュ写真部

かつてのプロ選手は汗対策に苦労したが、現代のプレーヤーはテニスウェアの進歩のおかげで、明らかに快適にプレーできるようになっている。写真:スマッシュ写真部

 そうして生地の外側に運ばれた汗を、外気へ素早く放散させるために、様々な方式が開発されました。それが「速乾機能」で、「吸汗機能」と組み合わされることで、汗を吸い上げて素早く放散させるという「吸汗速乾」が完成したわけです。

 この「吸汗速乾」のおかげで、ポリエステルは綿100%に取って代わり、テニスウェアの主流となります。時代は不景気の真っただ中で、テニスウェアの売れ行きがガタ落ち。多くの一般愛好家が、テニスウェアブランド以外のTシャツでプレーしていたため、メーカーはテニスウェアに機能を持たせることで特殊性をアピールし、着用を復活させようという狙いがあり、各メーカーによる開発競争が始まったのです。

 大手生地メーカーがどんどん新システムを開発するため、テニスウェアメーカーは競って新しいものを取り入れます。同じ吸汗速乾でも、肌に当たる生地が冷たく感じるようにキシリトール等を繊維に染み込ませたり、どれだけ冷たく感じるかをアピールするために『マイナス3℃』とか『マイナス4℃』などの表示も増加しました。
 
 さらに、普通のTシャツにはない「紫外線カット機能搭載」も、テニスウェア復活に大きく貢献しました。特に女性プレーヤーは、日焼け防止のために紫外線カット効果の高いウェアを選ぶようになり、半袖ウェアを着ながらも、腕の日焼けも防ごうと「アームカバー」を着用。今日では、ほとんどのテニスウェアが「UVカット」、さらには「抗菌防臭」などを謳う時代になってきています。

 こうした多機能ウェアの進歩と、「テニスウェアは襟付きで!」に固執しない「Tシャツタイプ普及」のおかげで、普通のTシャツを着るよりも、テニス用のウェアを着たほうがいいよ! という風潮ができてきたわけです。

 真夏のコートは炎天下、汗はとめどなく噴き出し、ウェアを濡らします。近年では実に快適なテニスウェアが販売されていることを知って、真夏のテニスを乗り越えてください!

文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2017年9月号より抜粋・再編集

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