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海外テニス

「センパイ」と呼んだ土居美咲と、逆転した立場で相対した大坂なおみの胸の内【全米テニス】

内田暁

2020.09.02

互いに高い集中力で臨んだ試合は、フルセットまでもつれるも、最後は地力に勝る大坂がギアを上げて振り切った。(C)GettyImages

互いに高い集中力で臨んだ試合は、フルセットまでもつれるも、最後は地力に勝る大坂がギアを上げて振り切った。(C)GettyImages

 第3セットの立ち上がりも、17本の激しい打ち合いを制する好スタートを切った土居。だがここで、「少しナーバスになってしまった」ことを彼女は悔いる。30-0からのダブルフォールトや、勝負をかけたリターンがわずかに長くなるなど、「それまでうまく行っていたこと」が少しずつ狂い始めた。

 いまや2度のグランドスラムタイトルを誇る世界9位は、そんな土居の心の揺れを見逃さない。最初のゲームをブレークし、続くゲームを2度のブレークポイントを凌ぎキープすると、主導権を手元に収める。2時間3分の、大坂いわく「予想できていた」熱戦だった。
 
 自らのプレーに一定の手応えを得つつ、「なおみちゃんの最後の集中もすごかった」と勝者を称える土居は、「私としては次につなげるしかない」と自身の進む道に目を向ける。

 そして、「初戦での課題は、まずは落ち着いて試合に入ること」と言っていた勝者は、「第3セットでレベルを引き上げることができた」と、言葉に冷静な充実感をにじませた。

 多くの難しい要素が揃っていた「センパイ」との対戦を淡々と切り抜け、風格すら漂わせながら、一昨年の覇者の22歳が好発進を切った。

【女子シングルス1回戦】
大坂なおみ[4](日清食品) 6-2 5-7 6-2 土居美咲(ミキハウス)

取材・文●内田暁

【写真】全米・全豪を制覇した大坂なおみのキャリアを厳選フォトで一挙振り返り!
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