衝撃的な試合もあった。2020年大会の準決勝、メドベージェフ対ナダル戦だ。両者ともリターンポジションが深いことで知られるが、この試合での2人はセカンドの方がより後方でリターンを打っていたのだ。
●2020年大会メドベージェフ対ナダル戦でのコンタクトポイント
メドベージェフのリターン(ベースラインより後方)
ファーストサービス=3.15m
セカンドサービス=3.85m
ナダルのリターン(ベースラインより後方)
ファーストサービス=3.58m
セカンドサービス=4.13m
この他にも、ティームが2018年のフェデラー戦でベースラインの内側1.19メートル、2019年のズベレフ戦でベースラインの後ろ5.33メートルからのセカンドサービスのリターンを記録しており、選手たちが様々なリターン戦略を試していることもうかがえる。
なるべく前で素早く返すことを重視するか、それとも大胆に下がり自分のヒッティングゾーンで通常のストロークのように強く打つことを重視するか。少なくともメドベージェフが、新しいリターン戦略で結果を残していることは間違いない。2021年の勢力図は果たしてどう変化するのか、リターンポジションで読み解くのも面白そうだ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】ボールがつぶれ、フェイスがたわむ! 3/1000秒の瞬間を捉えたスーパーインパクト集!!
●2020年大会メドベージェフ対ナダル戦でのコンタクトポイント
メドベージェフのリターン(ベースラインより後方)
ファーストサービス=3.15m
セカンドサービス=3.85m
ナダルのリターン(ベースラインより後方)
ファーストサービス=3.58m
セカンドサービス=4.13m
この他にも、ティームが2018年のフェデラー戦でベースラインの内側1.19メートル、2019年のズベレフ戦でベースラインの後ろ5.33メートルからのセカンドサービスのリターンを記録しており、選手たちが様々なリターン戦略を試していることもうかがえる。
なるべく前で素早く返すことを重視するか、それとも大胆に下がり自分のヒッティングゾーンで通常のストロークのように強く打つことを重視するか。少なくともメドベージェフが、新しいリターン戦略で結果を残していることは間違いない。2021年の勢力図は果たしてどう変化するのか、リターンポジションで読み解くのも面白そうだ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】ボールがつぶれ、フェイスがたわむ! 3/1000秒の瞬間を捉えたスーパーインパクト集!!