また選手たちに対しては、他のグランドスラム等でも施行された「バブル」対応をするということである。「バブル」とは、選手やスタッフら会場に入れる人数を制限し、その人たちの行動範囲を、会場と滞在先のみに限定するというものだ。
全豪オープンは大会5日目の現在まで、上限を設けながらも毎日観客を入れ、この2日間(10日、11日)は2万人前後のファンが会場に足を運び、選手に熱い声援を贈り続けた。
特に10日は、ニック・キリオスがフルセットの死闘を制し、アイラ・トムヤノビッチはシモナ・ハレップを剣ヶ峰まで追い詰めるなど、地元勢が活躍し「これぞ全豪オープン」という熱気が戻ってきたばかり。それだけに選手間にも、無観客を悲しむ声は大きい。
セレナ・ウィリアムズは「ファンがいること……特にこの大会では、それが本当にクールだった」と落胆したが、同時に「優先すべきは何かということ。また元の状態に戻れることを願うわ」と続けた。
大坂なおみも「試合になれば、私は外の声はほとんど聞こえない。外出できないと言っても、普段から部屋からほとんど出ないから」と笑い、今回の事態が自身のパフォーマンスに与える影響は否定した。
今回の封じ込め策が5日で終わるか否かは、この先の人々の行動次第。州首相は「来週の水曜日の会見で、『今夜で“封じ込め”は終わります』と言いたいんです」と州民に協力を呼びかけた。
文●内田暁
【PHOTO】大坂、ジョコビッチ、ナダルら2021全豪オープンで躍動するトッププロを厳選ショットで紹介!
全豪オープンは大会5日目の現在まで、上限を設けながらも毎日観客を入れ、この2日間(10日、11日)は2万人前後のファンが会場に足を運び、選手に熱い声援を贈り続けた。
特に10日は、ニック・キリオスがフルセットの死闘を制し、アイラ・トムヤノビッチはシモナ・ハレップを剣ヶ峰まで追い詰めるなど、地元勢が活躍し「これぞ全豪オープン」という熱気が戻ってきたばかり。それだけに選手間にも、無観客を悲しむ声は大きい。
セレナ・ウィリアムズは「ファンがいること……特にこの大会では、それが本当にクールだった」と落胆したが、同時に「優先すべきは何かということ。また元の状態に戻れることを願うわ」と続けた。
大坂なおみも「試合になれば、私は外の声はほとんど聞こえない。外出できないと言っても、普段から部屋からほとんど出ないから」と笑い、今回の事態が自身のパフォーマンスに与える影響は否定した。
今回の封じ込め策が5日で終わるか否かは、この先の人々の行動次第。州首相は「来週の水曜日の会見で、『今夜で“封じ込め”は終わります』と言いたいんです」と州民に協力を呼びかけた。
文●内田暁
【PHOTO】大坂、ジョコビッチ、ナダルら2021全豪オープンで躍動するトッププロを厳選ショットで紹介!