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海外テニス

錦織圭と準々決勝で対戦するハリスについて『知っておくべき5つのこと』〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.03.18

今大会好調なサービスにも警戒が必要だ。(C)Getty Images

今大会好調なサービスにも警戒が必要だ。(C)Getty Images

 そして3つ目は、「アンダーソンの足跡を辿っている」という彼の経歴である。

 ハリスは、同郷で元世界5位のケビン・アンダーソンの背中を追い続けてきた。過去2度に渡り、グランドスラム決勝の舞台に立ったアンダーソンについて、ハリスは「僕がテニスを見始めた頃には(南アフリカ出身の選手で)活躍している人はいなかった」としつつ、「ケビンが最初の1人で、彼の活躍は信じられないようなことだったよ」と尊敬の念を明かしている。

 ちなみに、ハリスが初めてトップ100入りを果たしたのは2019年2月で、2人の南アフリカ出身選手が同時に100位以内にランクインするのは04年2月(フェレイラとムーディ)以来のことだった。

 4つ目に挙げたのは、「早くからテニスを始め、他のスポーツも長年続けていた」ことで、両親や妹もプレーするテニス一家に育ったハリスは、テニスコートのすぐそばに住んでおり、両親がプレーするのを見ながら「幼い頃からラケットを握っていたから、自分も一緒にプレーしたいと思っていた」という。

 また、ハリスは3歳になる前からボールを打つようになったものの、15~16歳頃まではラグビー、クリケット、陸上競技、水泳など他のスポーツもしており、テニスだけに専念していたわけではなったようだ。しかし、この経験がテニス選手になる上で役立ったようで「そのおかげで僕はテニスに興奮し続け、楽しみ続けることができた。素晴らしい経験だったよ」と、少年時代を振り返っている。
 
 最後の5つ目では、「トッテナムファンで車が趣味」というプライベートの一面も明かされている。

 昨年のアデレードで初のツアー決勝に進出した際、「3~4年前からサッカーに夢中なんだ」と語っていたハリス。当時のお気に入りの選手は、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCに所属する、ソン・フンミンとハリー・ケインの二人だったようで、「それで彼らをサポートするようになった。シャツやグッズも全部買って、全ての試合を追いかけていた。今ではすっかりファンになってしまったよ」と、その熱狂ぶりを語っている。

 また、彼はアクション系映画と車が大好きで、好きな映画は『ワイルド・スピード』、好きなスーパーヒーローは『アイアンマン』だそうだ。

 錦織とハリスは今回が初対戦ということもあり、錦織は3回戦後の記者会見でロイドについて「(3回戦で初対戦した)ベデネよりさらにわからない」と語っていた。

 格上選手を破り勢いに乗る若手の勢いを、復帰後一番の好調なプレーを見せる錦織が止められるのか。激闘必至のドバイ選手権準々決勝は、日本時間18日の24時以降に開始予定だ。

構成●スマッシュ編集部

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