「それまでの私は、展開とかあまり考えず、全部のポイントを取らいないといけないとプレーしていた。だから常に重圧を感じて、苦しかったと思います。
でも小野田さんは、『ここは捨てていいポイント』とか『ここで集中すべき』など教えてくれる。小野田さんとやり始めて、やっとダブルスの戦い方が分かってきたかなと思います」
その取り組みの成果こそが、4月以降は3大会で、決勝に勝ち上がっている事実。そして、パートナーが「緊張して、まだ手が震えてる」と表彰式で明かすほどの神経戦を制した、今大会の優勝だ。
くしくも、3年前にダブルスの道を歩むきっかけとなったペアが、再び全仏で戴冠した日、二宮も久々のタイトルを手にした。
その時以降、動向を追っていたという二人の全仏優勝を知り、二宮は「あの二人は、ずっと組んでいるのも大きい。私もそういうパートナーを見つけたい」とも言った。
悩んだ3年を経て、ダブルスの深みを知り一回り成長した彼女が、再び頂点を目指して歩みはじめる。
◆二宮真琴(にのみやまこと)◆
1994年5月28日生まれ。広島県出身。身長157cm。右利き。バックハンドは両手打ち。6歳からテニスを始め、中高生時代はトップジュニアとして活躍。2012年にプロ転向し、16年のジャパン女子オープンで青山修子と組んでWTAツアー初優勝。18年全仏オープンのダブルスでは準優勝を果たし、その年の東レPPOでは加藤未唯とのペアでツアー2勝目を獲得。今年のノッティンガムで3勝目を挙げた。野球「広島カープ」の大ファンとしても知られる。ダブルスのキャリアハイ20位(18年10月22日付)。
取材・文●内田暁
【PHOTO】世界で戦う二宮真琴ら日本人女子テニスプレーヤー!
でも小野田さんは、『ここは捨てていいポイント』とか『ここで集中すべき』など教えてくれる。小野田さんとやり始めて、やっとダブルスの戦い方が分かってきたかなと思います」
その取り組みの成果こそが、4月以降は3大会で、決勝に勝ち上がっている事実。そして、パートナーが「緊張して、まだ手が震えてる」と表彰式で明かすほどの神経戦を制した、今大会の優勝だ。
くしくも、3年前にダブルスの道を歩むきっかけとなったペアが、再び全仏で戴冠した日、二宮も久々のタイトルを手にした。
その時以降、動向を追っていたという二人の全仏優勝を知り、二宮は「あの二人は、ずっと組んでいるのも大きい。私もそういうパートナーを見つけたい」とも言った。
悩んだ3年を経て、ダブルスの深みを知り一回り成長した彼女が、再び頂点を目指して歩みはじめる。
◆二宮真琴(にのみやまこと)◆
1994年5月28日生まれ。広島県出身。身長157cm。右利き。バックハンドは両手打ち。6歳からテニスを始め、中高生時代はトップジュニアとして活躍。2012年にプロ転向し、16年のジャパン女子オープンで青山修子と組んでWTAツアー初優勝。18年全仏オープンのダブルスでは準優勝を果たし、その年の東レPPOでは加藤未唯とのペアでツアー2勝目を獲得。今年のノッティンガムで3勝目を挙げた。野球「広島カープ」の大ファンとしても知られる。ダブルスのキャリアハイ20位(18年10月22日付)。
取材・文●内田暁
【PHOTO】世界で戦う二宮真琴ら日本人女子テニスプレーヤー!