「トレーニングもやってきたし、シングルスではサーブをたくさん打つので、フィジカルも頑張ってきた」と柴原。
時速180キロを叩き出すサーブのスピードアップは、トレーナーの兄とともに取り組んできたトレーニングの賜物だろう。
さらにはシングルスの試合を重ねることで、純粋にサーブを打つ回数が増えたことも大きい。実戦の緊張感を多く経れば、コースや球種を打ち分ける“勝負勘”も磨かれる。
その勝負勘や集中力は、今回混合ダブルスを戦うことで、一層鋭利になっただろう。男子選手が入ることで、サーブの重要性は女子ダブルスよりさらに増す。Iフォーメーションを多く使うこともあり、センターへのサーブは必須だ。
今大会で柴原とコールホフのペアは、試合を重ねるたびに「意思疎通と連携も深めてきた」と言う。優勝を決めた柴原のサービスエースは、彼女のテニスキャリアの原点と現在地が、一本の線でつながった瞬間でもあった。
「今日の優勝はとてもスペシャル。今後はダブルスでもシングルスでも、この経験のお陰ですごく自信を持てると思います」
今大会の経験と優勝の意義を、柴原はそう語る。過去から今につながった線は、グランドスラムタイトルという光を帯びて、進む未来を真っすぐに指す。
■ミックスダブルス決勝結果
柴原瑛菜/ウェスリー・コールホフ(橋本総業/オランダ)7-6(5)、 6-2 ウリケ・アイケリ/ヨラン・フリーゲン(ノルウェー/ベルギー)
現地取材・文●内田暁
【PHOTO】柴原、錦織、大坂、土居、西岡ら、東京オリンピックに挑んだテニス日本代表を一挙紹介!
時速180キロを叩き出すサーブのスピードアップは、トレーナーの兄とともに取り組んできたトレーニングの賜物だろう。
さらにはシングルスの試合を重ねることで、純粋にサーブを打つ回数が増えたことも大きい。実戦の緊張感を多く経れば、コースや球種を打ち分ける“勝負勘”も磨かれる。
その勝負勘や集中力は、今回混合ダブルスを戦うことで、一層鋭利になっただろう。男子選手が入ることで、サーブの重要性は女子ダブルスよりさらに増す。Iフォーメーションを多く使うこともあり、センターへのサーブは必須だ。
今大会で柴原とコールホフのペアは、試合を重ねるたびに「意思疎通と連携も深めてきた」と言う。優勝を決めた柴原のサービスエースは、彼女のテニスキャリアの原点と現在地が、一本の線でつながった瞬間でもあった。
「今日の優勝はとてもスペシャル。今後はダブルスでもシングルスでも、この経験のお陰ですごく自信を持てると思います」
今大会の経験と優勝の意義を、柴原はそう語る。過去から今につながった線は、グランドスラムタイトルという光を帯びて、進む未来を真っすぐに指す。
■ミックスダブルス決勝結果
柴原瑛菜/ウェスリー・コールホフ(橋本総業/オランダ)7-6(5)、 6-2 ウリケ・アイケリ/ヨラン・フリーゲン(ノルウェー/ベルギー)
現地取材・文●内田暁
【PHOTO】柴原、錦織、大坂、土居、西岡ら、東京オリンピックに挑んだテニス日本代表を一挙紹介!