専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
レッスン

「足」で打ちにいけ! 最年長ATPランカー、松井俊英が代名詞のサーブ&ボレーを解説【プロが明かすテニス上達法】<SMASH>

スマッシュ編集部

2022.09.03

ヒジを身体の前に置いて、顔と面の位置関係を変えずにボレー(3~5コマ目)。右足にしっかり乗ってから左足を踏み込むのも大事なポイントだ。写真:THE DIGEST写真部

ヒジを身体の前に置いて、顔と面の位置関係を変えずにボレー(3~5コマ目)。右足にしっかり乗ってから左足を踏み込むのも大事なポイントだ。写真:THE DIGEST写真部

 続いて1stボレーですが、これは何といっても準備が大事です。ラケットを手にした右ヒジを身体の前に置いて、ほとんどテイクバックしていないのがいいですね(3コマ目)。そしてコンパクトなラケットセットから、顔と面の位置関係を変えずにボレーしています(4~5コマ目)。

 一般の方はボールを手で捉えに行きがちですが、このように手はあまり動かさず、足で前に行くことで、上体が倒れず、目線を一定に保つことができます。右足にしっかり乗っかって、左足をステップインするのですが、その右足の準備を「リーディングレッグ」と呼び、姿勢を安定させる上で非常に重要です。
 
 もう1つ意識しているのは左手です。打つ時に左手をクローズドにし、右手に近付けるようにすると、ビシッとボレーできます(5コマ目)。左手が流れるのは“アジの開き”といってNG動作です。そうならないように注意しましょう!

【プロフィール】松井俊英/まついとしひで
1978年4月19日、千葉県生まれ。179cm、77kg、右利き。2000年にプロ転向し、ダイナミックなサーブ&ボレーを武器に今なお現役で活躍。デビスカップ・ATPカップ日本代表、チャレンジャーダブルス9勝などの実績を持つ。シングルスの現役最年長ATPランカーでもある。ASIA PARTNERSHIP FUND所属。

構成●スマッシュ編集部
※『スマッシュ』2021年6月号より再編集

【PHOTO】松井俊英のサーブ&ボレー『30コマの長回し連続写真』
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号