初日を１勝１敗で終えた日本。岩渕監督は島袋について「彼の底力、団体戦での強さを感じた。苦しい場面でも最後まで戦い抜く力を持っていると再確認できた」と称えた。早稲田大学出身で大学王座の連覇を支えてきた島袋にとって、団体戦はまさにお手の物だ。

　一方敗れた望月についても「試合の内容はすごく良くて、常に攻撃的にプレーしていた。明日につながる試合だった」と岩渕監督は評価した。

　このワールドグループ１部は、勝てば来年のファイナル予選へ、負ければWG１部プレーオフに回るという戦い。16日にシングルス２試合、17日にダブルスおよび対戦相手を入れ替えたシングルス２試合を行ない、計３勝した方が勝ちとなる。なお、当日の選手交代も可能で、そのあたりの駆け引きも勝負のカギとなろう。

　今季限りで退任する岩渕監督にとっては、17日はまさしく最後の指揮。「しっかり戦える準備はできている」という言葉にも力がこもった。
  ■第１日（９月16日）結果
第１試合：○島袋将（有沢製作所）［3-6 7-6(5) 7-6(9)］デニス・イストミン×
第2試合：×望月慎太郎（IMG Academy）［6-7(3) 6-7(2)］セルゲイ・フォミン○

■第２日（９月17日）予定
第３試合：上杉海斗／綿貫陽介（江崎グリコ／フリー）vs ファイジェフ／イストミン
第４試合：島袋将（有沢製作所）vs セルゲイ・フォミン
第５試合：望月慎太郎（IMG Academy）vs デニス・イストミン

構成●スマッシュ編集部

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