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海外テニス

青山修子/柴原瑛菜が米大会でベスト4進出!世界最強ペアとの再戦に向け「やるべきことを2人でやる」と意気込み<SMASH>

内田暁

2023.03.17

全豪オープン決勝(写真)のリベンジを果たすべく青山/柴原は、現地17日(日本時間/18日未明)にクレイチコワ/シニアコワと戦う。(C)Getty Images

全豪オープン決勝(写真)のリベンジを果たすべく青山/柴原は、現地17日(日本時間/18日未明)にクレイチコワ/シニアコワと戦う。(C)Getty Images

 世界ランキング1位の2人のプレーを、青山は再三「質が高い」の言葉で評した。それは打つボールのクオリティに加え、動きや判断の的確さをも指している。

 そのような相手への高い評価が、時に自分たちを「迷わせる」のだとも……。

「相手のボールや動きの質が高いと、『ポーチに出てくるのかな』と気にして、目の端に相手の前の動きを見てしまう。前衛の動きでプレッシャーを感じると、ストレートも混ぜないといけないと思いすぎて、中途半端になることがある。でもそこで自分のクロス(のストローク)に自信を持ってやりきるかどうかが、すごく大事になってくる。それが練習してきたことでもあるので、しっかりやり抜きたいと思います」
 
 それら青山の言葉に、柴原も「私もあまり相手のことを気にしないで、本当にボールに集中して、自分の一番良いショットを打つべき場所に冷静に打っていきたいなって」と続けた。

 相手の陣形的には、どのような形が攻略の可能性が高いのか――?

 その問いに青山と柴原は顔を見あわせ「どっちが前でも強いよね」と笑う。

「なので秘策も、特にないです。やっぱり、やるべきことを2人でやるっていうのが一番。2人で全力を出してね」――。柴原に顔を向け青山がそう言うと、「そうだね」と柴原も、顔中に笑みを広げて応じた。

 言葉と思いを重ね、1つのプランを思い描き、2人は世界1位へと挑む。

現地取材・文●内田暁

【画像】全豪オープン2023で熱戦を繰り広げた青山/柴原ら女子選手たちの厳選写真!

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