「以前に組んでいた時よりも、サービスもリターンの確率が良くなったし、鋭さも増していた。やっぱり上で勝っている選手だなと思ったし、前の動きは相変わらず。自分がしょぼいボールを打っても前でちゃんと止めてくれるので、心強さがありました」
“パートナー・青山修子”の頼もしさを、二宮真琴はスラスラと列挙した。
二人が最後にダブルスを組んだのは、2017年の2月。今年のカタール・オープンは、実に6年ぶりの再結成で挑む大会である。
7年前のペア結成は、「二宮さんと組んでみたい」という青山の思いから始まった。
その後、スケジュールや単複の歩調が合わずいったんは解消となったが、昨年末にNTC(ナショナルトレーニングセンター)で二宮の練習を見た時、青山は改めて「組んでみたいな」と思ったという。
実際に二宮と久々に組んだ時、試合に吹き込む新鮮な風や質感を、青山は感じたという。
「一緒にポイント練習をした時に、やはり二宮さんはタイミングの早さやボールの勢いや鋭さがあるので、早めに準備しないと(自分の反応が)遅れちゃうなと感じました。柴原(瑛菜)さんと組んでいた時とは違う動きを求められるので、それは自分にとって、すごくいいなと思うんです」
二宮と組むことにより速まったそのリズムを、さらに上回る反応と瞬発力。
35歳を迎えなお鋭さを増すその動きは、日々のトレーニングや、入念なウォームアップとクールダウンの賜物だ。
昨年末、ビリー・ジーン・キング・カップ(女子テニス国別対抗戦)日本代表に選出された17歳の石井さやかは、青山の試合前の準備を見て「とても勉強になった」と言った。
「青山さんのアップを見て、ものすごく細かくやるんだなって思いました。ケガをしないための身体作りなども、すごく徹底されてると感じて」
17歳を感嘆させた精緻で丹念な取り組みは、青山本人も「ケガが少ないのはそのお陰かな」と認める要因。
とりわけ彼女が「大きかった」と強調するのは、プロ転向間もない頃に、トレーナーの北村珠美に師事した経験だ。
「20代前半から中旬にかけて、しっかりトレーニングに取り組んだ期間があり、そこで土台ができたのかなと思います。今は、その当時に比べて量やウェイトの重さも上がってはいませんが、一定の内容をしっかりやり続けられてはいる。あと大きいのは、ツアーを回りながら体幹トレーニングやストレッチをしっかりやってから練習する癖を、北村さんに付けてもらったこと。それがあるから、今もケガなくやれているのかなと思います」
それらフィジカル面の安定に加え、技術面でも今なお成長を感じていることが、モチベーションになっている。
“パートナー・青山修子”の頼もしさを、二宮真琴はスラスラと列挙した。
二人が最後にダブルスを組んだのは、2017年の2月。今年のカタール・オープンは、実に6年ぶりの再結成で挑む大会である。
7年前のペア結成は、「二宮さんと組んでみたい」という青山の思いから始まった。
その後、スケジュールや単複の歩調が合わずいったんは解消となったが、昨年末にNTC(ナショナルトレーニングセンター)で二宮の練習を見た時、青山は改めて「組んでみたいな」と思ったという。
実際に二宮と久々に組んだ時、試合に吹き込む新鮮な風や質感を、青山は感じたという。
「一緒にポイント練習をした時に、やはり二宮さんはタイミングの早さやボールの勢いや鋭さがあるので、早めに準備しないと(自分の反応が)遅れちゃうなと感じました。柴原(瑛菜)さんと組んでいた時とは違う動きを求められるので、それは自分にとって、すごくいいなと思うんです」
二宮と組むことにより速まったそのリズムを、さらに上回る反応と瞬発力。
35歳を迎えなお鋭さを増すその動きは、日々のトレーニングや、入念なウォームアップとクールダウンの賜物だ。
昨年末、ビリー・ジーン・キング・カップ(女子テニス国別対抗戦)日本代表に選出された17歳の石井さやかは、青山の試合前の準備を見て「とても勉強になった」と言った。
「青山さんのアップを見て、ものすごく細かくやるんだなって思いました。ケガをしないための身体作りなども、すごく徹底されてると感じて」
17歳を感嘆させた精緻で丹念な取り組みは、青山本人も「ケガが少ないのはそのお陰かな」と認める要因。
とりわけ彼女が「大きかった」と強調するのは、プロ転向間もない頃に、トレーナーの北村珠美に師事した経験だ。
「20代前半から中旬にかけて、しっかりトレーニングに取り組んだ期間があり、そこで土台ができたのかなと思います。今は、その当時に比べて量やウェイトの重さも上がってはいませんが、一定の内容をしっかりやり続けられてはいる。あと大きいのは、ツアーを回りながら体幹トレーニングやストレッチをしっかりやってから練習する癖を、北村さんに付けてもらったこと。それがあるから、今もケガなくやれているのかなと思います」
それらフィジカル面の安定に加え、技術面でも今なお成長を感じていることが、モチベーションになっている。