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海外テニス

「苦情を言ったから失格?」チェコ全国紙が加藤未唯を巡る騒動で大炎上したボウズコワの“無実”を主張!「カトウは心を閉ざしていた」とも

THE DIGEST編集部

2023.06.27

次なる舞台はウインブルドン。加藤(右)はふたたびスチアディ(左)と組んで臨み、全仏OPの雪辱を期す。(C)AFLO

次なる舞台はウインブルドン。加藤(右)はふたたびスチアディ(左)と組んで臨み、全仏OPの雪辱を期す。(C)AFLO

 加藤のインタビュー記事を受けて、独自の論調を展開したのが、ボウズコワの母国であるチェコの全国紙『DENIK』である。

「ボウズコワが苦情を言ったから失格? 日本人女性選手の反応が衝撃を与えている」と銘打ち、「ボールガールの頭部に球が当たった騒動は、日本人女性選手の賞金とポイントの剥奪によって決着を見たはずだ。それでも選手は出来事に関して主張を繰り返している」と疑問を投げかけた。

 同紙の主張は、ボウズコワはあくまで状況の確認を主審に求めただけで、加藤の失格を求めてはいないというもの。試合後に彼女が残した「私たちにとっても簡単なことではなかった。何が起こっているのかをちゃんと確かめてほしいと審判に言っただけです。実際に少女は15分間も泣いていたのだから。それで終わりです。あとは彼に任せました。あんなことが二度と起こらないように願うだけです」との言葉をあらためて紹介し、ボウズコワに非はないと擁護。「にも関わらず、彼女とパートナーは途轍もない批判に晒されている」と続けた。
 
 さらに今回のインタビューで、加藤がボウズコワからのメッセージをスルーした点にも着目。「試合後に彼女は連絡を取ろうとしたようだが、日本人選手からの返事はなかったのだ。(加藤は)ただひたすら落胆し、心を閉ざしていたのである」と論じた。

 一大騒動が燻りを続けるなか、加藤はふたたびステアディと女子ダブルスを組んで、「ウインブルドン」(英ロンドン/7月3~16日開催)に参戦する。全仏でベスト8のボウズコワ/ソリベストルモ組ももちろんエントリーを済ませており、再戦が実現するのかにも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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