加藤たちは第1セットを先取し、第2セットも終盤までリード。追いつかれもつれ込んだ10ポイントマッチタイブレークでは1-5までリードを許すが、「相手が硬くなっている」のを見逃さない。「アグレッシブに行けば取れる」と信じ、前を向いた。マッチポイントで飛び出した相手のダブルフォールトは、加藤たちが掛け続けた圧力の帰結だ。
トッププレーヤーたちと高次元の戦いを重ねられるのも、今の加藤がスチアディという信頼のパートナーを得て、常時上位進出できているがゆえ。そして一つの対戦で得た課題や反省を、次に生かせているからだ。
「強そうな相手と初めて対戦した時は、うまくいかないことも多い。負けたら、『やっぱり強いな』と思ってしまう。ただその強いと思っていた人に、今は『リベンジするため、次に備えよう』と自分のなかで思えているし、それがパートナーと噛み合い一歩前進している感があるんです。そのプロセスが楽しいし、すごく嬉しいしところですね」
そのプロセスの中では、「短く落とすボレー」や、アングルショットなど新たな技も修得してきた。今も「新しく磨いている技があるんです」と、いたずらっぽく笑う。
パートナーと共に生む、ダブルスならではのケミカルと成長。それを実感しつつ、ツアー優勝で勢いをつけ、大好きな全米オープンへと駆け込む。
現地取材・文●内田暁
【PHOTO】可愛いのにカッコイイ!日本女子テニス界のアイドル、加藤未唯の厳選フォトをお届け!
トッププレーヤーたちと高次元の戦いを重ねられるのも、今の加藤がスチアディという信頼のパートナーを得て、常時上位進出できているがゆえ。そして一つの対戦で得た課題や反省を、次に生かせているからだ。
「強そうな相手と初めて対戦した時は、うまくいかないことも多い。負けたら、『やっぱり強いな』と思ってしまう。ただその強いと思っていた人に、今は『リベンジするため、次に備えよう』と自分のなかで思えているし、それがパートナーと噛み合い一歩前進している感があるんです。そのプロセスが楽しいし、すごく嬉しいしところですね」
そのプロセスの中では、「短く落とすボレー」や、アングルショットなど新たな技も修得してきた。今も「新しく磨いている技があるんです」と、いたずらっぽく笑う。
パートナーと共に生む、ダブルスならではのケミカルと成長。それを実感しつつ、ツアー優勝で勢いをつけ、大好きな全米オープンへと駆け込む。
現地取材・文●内田暁
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